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コラム

子育て環境と住まい探しのポイント 第二話「安心安全の住まい」

「子育て環境と住まい探しのポイント」第二話の今回は、お子さまの「安心安全な住まい」環境について考えてみたいと思います。

この記事では主に住まいの防犯、室内環境と健康について、子育て世帯が住まい探しを行う際に注意すべきポイントについて解説します。

このシリーズは第一話から順を追って解説していますので、ぜひ一話から最終話まで読み進めていただき、子育てに適した住まい選びのポイントについて理解を深めていただければと思います。

 

【1】万が一に備える!セキュリティ面のチェックポイント

ご家族、特にお子さまの防犯面での安全安心を考えた場合、オートロックや防犯カメラが設置されているという点で、マンションの方が戸建てよりも安心感があるかと思います。

その一方で、マンションは人の出入りが多いため、入居者以外が侵入してもなかなか気づきにくい点がデメリットと言えるでしょう。

これらを踏まえて、子育て環境に適したマンション選びのポイントについて解説します。

(1)共有部の管理状況

オートロックや監視カメラはマンションのセキュリティの基本ですが、その設置箇所を事前に確認しておき、死角になる場所がないか事前に把握しておくことが重要です。

また、共有部の管理が適切に行われていると「人の目が行き届いている」と侵入者が判断し、思いとどまらせることにもつながります。

廊下やエレベーター・ごみ置き場といった管理状況のチェックは欠かさず行うようにしましょう。

(2)宅配ボックスの有無

小学校に進学する年代になると、お子さまだけでご両親の帰りを待つというご家庭も少なくありません。

その際、モニター付きインターフォンは防犯を考える上でのポイントとなりますが、昨今では、設置されていて当たり前の設備となりつつあります。

物件の見学時に確認すべきは設備の有無ではなく、来訪者の録画機能・スマートフォンとの連動など、どのような機能が付いているかをチェックするようにしましょう。

また、玄関口に出た配達員の成りすましで犯罪に遭遇するケースも少なくありませんので、宅配ボックスの有無もポイントの一つです。

ご両親不在時の宅配対応は、すべて「宅配ボックスにお願いします」と伝えるように徹底しておくことで、リスクを軽減することができます。

(3)人通りのある立地

人通りのある通りに面した物件であれば、通行人が監視カメラの代わりとなり、防犯効果を高めてくれます。

その一方で、どんなに人通りの多い立地であっても死角となる場所は存在します。

①の「共有部の管理状況」でもお伝えした通り、管理状況と死角(この場合は人の目が届かない場所)の確認が重要です。

なお、以下の記事では当社商圏の江東区および深川エリアの治安状況と江東区の防犯対策などを取り上げていますので、併せて御覧ください。

【2】室内環境と健康「シックハウス症候群」

建材・壁材・家具などから発生する化学物質やカビ・ダニなどが原因で引き起こされる「シックハウス症候群」について皆さんはご存知でしょうか?

症状の有無で差がありますが、めまい・吐き気・頭痛・湿疹といったさまざまな健康被害が報告されています。

このシックハウス症候群の対策を考える上でポイントとなるのは、検討している中古マンションの建築時期です。

2003年7月1日以降に建てられた建物であれば、同年に改正された建築基準法でシックハウス対策が義務付けられたため、一定の規制の中で工事が行われています。

その一方で、2003年以前に着工した物件=シックハウス症候群が発生するということでもありません

建材などに含まれるシックハウス症候群の原因物質は、経年とともに揮発して少なくなっていきますので、むしろ中古マンションの方がそのリスクを低減させられる可能性もあります。

また、実際にお住まいになった場合も以下のポイントに留意することで、リスクを抑えることが可能ですので押さえておきましょう。

・適度な湿度を保つ

湿度が高くなると、シックハウス症候群の原因となるカビやダニが繁殖しやすくなります。

ただし、乾燥しすぎた状態を保つと、喉の痛みや風邪の原因にもなりますので、湿度は適切な水準(50%程度)を維持することを心がけましょう。

お部屋の定期的な換気に気を配ることも大事です。

・珪藻土などの天井や壁で調湿を図る

自然素材の珪藻土は、素材そのものが呼吸し、室内を快適な湿度に保ってくれます。

有害化学物質を吸着する効果に加えて、脱臭効果も期待できるため、天井や壁材に取り入れる方が増加しています。

珪藻土の他にも漆喰やデザイン性の高い「エコカラット」などの商品でも同様の効果が得られるので人気です。

ご興味のある方はリフォーム会社に相談してみてください。

【3】まとめ

ここまで、住まいの防犯と室内環境の健康について、子育て世帯が住まい探しを行う際に注意しておきたいポイントについて解説しました。

ただし、安心安全な子育て環境を実現するためのポイントは、今回ご紹介したものだけではありません。

幅広く情報収集を行い、専門家を含めたさまざまな意見を参考にしながら住まい探しを進めて行く必要があります。

当社では、お客さまの住まい探しをお手伝いさせていただくのにあたって、当社から物件を無理におすすめすることは一切行っていません。

お客さまのニーズ、実現したい理想の住まいなどを十分に伺った上で、そのために必要なポイントのアドバイスをさせていただき、ご要望があれば、条件を満たした物件のご紹介にも対応しております。

まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください!

【著者プロフィール】柴田 光治
株式会社トラストリー 代表取締役
リフォーム不動産深川studio|深川くらし相談所 代表

宅地建物取引士、2級FP技能士
不動産業界歴35年。大手不動産会社在籍中に執行役員として主に売買事業を統括し不動産流通に関わる。その後複数の会社役員を経て株式会社トラストリーを立ち上げ、地元密着型の不動産会社としてお客様に寄り添ったわかりやすい提案を身上とする。
https://note.com/k_shibata

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