希望エリアは「清澄白河駅から徒歩5分」好立地とフルリノベの希望を叶えたマイホーム!【お客様インタビュー#6】

物件探しで「立地」を最重視する方は多いはず。深川エリアで物件を探す際「清澄白河駅の近くに住みたい」という方も多くいらっしゃいます。しかしながら、人気エリアで駅から近い物件となると、条件がぐっと絞られてしまうことも……。「金額が高い」「部屋が狭い」など、理想の物件になかなか出会えず、最終的には希望エリア外の物件に落ち着くこともあるのだとか。

リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古物件の購入・フルリノベーションをされたTさんご夫婦です。

Tさんご夫婦が最初に挙げた条件は「清澄白河駅から徒歩5分以内の中古物件」。ハードルの高い条件にも関わらず、現在のお住まいは、条件を満たした運命の物件でした。どのようにして理想の物件に出会ったのでしょう。これまでの経緯と、リノベーションのこだわりをうかがいます。

大好きな街で理想の家をつくりたい

 

−− Tさんご夫婦は、おふたりとも清澄白河に思い入れがあると伺いました。

そうですね。結婚する前からこのあたりに住んでいるので、清澄白河に愛着がありました。結婚式では、清洲橋をモチーフにしたウェルカムボードを手作りしたんです。

−− 出身も、このあたりなんですか?

僕の実家は調布で、妻は葛飾です。僕はずっと東京の西側に住んでいたので、最初は東に住むイメージが湧かなかったんです。浅草や日暮里のイメージが強くて、にぎやかな印象があって。

−− では、深川エリアに住むようになったきっかけは?

僕たちの職場がそれぞれ茅場町と浜町にあったので、近くに住もうという話になり、清澄白河の賃貸へ引っ越しました。最初に住んだ物件は、築浅のオール電化で、設備面では満足していましたが、ふたりで住むにはかなり狭かったんです。結婚式の準備をしながら「早く引っ越したいね」なんて話をしていました(笑)。

それで、入籍も終えて1年くらい経った頃に、今度は森下へ引っ越したんです。その物件は、十分な広さがあって、家賃も抑えめでしたが、今度はかなり古かったんです。2年半ほど暮らしましたが、細かいところの使い勝手に不満もありました。

−− 築浅で狭い物件と、築年数の経った広い物件…そろそろちょうどいい物件に住みたいな、と考えちゃいますね。

そうなんです。結婚したときに、妻の親からも「家はどうするの?」と言われていたので、常に頭の片隅で「購入も視野に入れなくては」という思いがあったんです。ふたつの賃貸物件に住んだことで、このままずるずると家賃を納め続けるよりは、早めにいい物件を購入して、自分たちの資産にしたほうが良いのでは? と考えるようになりました。

 

これまでの不動産屋にないホスピタリティ!

 

−− リフォーム不動産を知ったきっかけは?

Twitterで、たまたま目に入ったんです。ときどき投稿されている「#なんでもない深川」の写真がすてきだなぁと思って、公式アカウントをフォローして。「大手チェーンの不動産屋とは、なんだか違うな」と、そのときから感じていました。

−− 初来店したのはいつ頃ですか?

2021年1月に、初めてお店に伺いました。予約はせずに「Twitterで見ました」と、ふらりと尋ねてみたんです。そのときは、まだ希望も固まっていなくて「今後、家を購入したいと思っていて……」くらいのテンションでした。

ざっくばらんにお話しするうちに「マンションにせよ戸建てにせよ、購入を検討するなら一度ファイナンシャルプランナー(以下、FP)とお話ししてみませんか」と提案いただいて、2回目の訪問以降はFPの吉野さんに相談をしました。

−− FPとはどんな話をしたんですか?

自分たちが今何を望んでいるのかもわからない状態だったので、カルテを記入しながら、希望を具体的にしていきました。「なぜ家を購入したいのか」「どんな暮らしをしたいのか」カルテを書くことで、物件探しで迷子になることもなかったです。

それからはカルテをもとに、吉野さんと一緒に、購入できる物件の予算を探りました。物件購入がゴールというよりは、将来のイベントもふまえて、資産運用のトータルプランを設計していきましたね。僕たちの年齢が若い分「それは最大限メリットとして生かすべき」とアドバイスをいただきましたし、保険もまとめて見直していただきました。吉野さんは、今までお会いした人の中でも特に熱い方で。歳も近いので親近感も湧きましたし、何よりも安心感がありましたね。

−− FPの相談会も含めて、リフォーム不動産の印象はいかがでしたか?

実は、賃貸を探していた頃は、不動産屋に怒られたこともあったんです。「この金額でこのエリア? ありえないよ」なんて冷たくあしらわれたことも……。そんな経験もあったので、不動産屋のイメージはあまり良くなかったんですが、リフォーム不動産は、第一印象から別格に良かったです(笑)。他の不動産屋とは、明らかに雰囲気が違いますよね。どなたも物腰がやわらかくて、ていねいで、しっかり相談に乗ってくださる。

リフォーム不動産で打ち合わせをしたあとの帰り道、妻と「ワガママ言っちゃったのに、ていねいに対応してくださったね」「あのホスピタリティは一体どこから生まれるんだろう」なんて、毎回絶賛していました(笑)。

 

焦らず、広げず。希望を最優先に物件探し

 

−− 物件探しを始めた頃の希望条件を教えてください。

最初は二世帯住宅を希望していたんですが、このあたりでは予算的にも広さ的にもみつけることが難しいと気づいて、早々に諦めました。じゃあ一番の希望は何かな? と考えた時、最優先したのが立地でした。はじめに挙げたのは「清澄白河駅から徒歩5分」。「妥協しても10分くらいで」と伝えたので、担当者を困らせてしまいました(笑)。

−− 内見はいくつされたんですか?

全部で3件内見しました。1件目は、駅から10分ほどの距離にある、隅田川近くのリノベーション済み物件。「お試しで見てみよう」くらいの気持ちでしたが、内見直後には「もうここに決めちゃう?」なんて話をするくらい気に入って。結局、先約があって諦めたんですが、その後、なかなか好物件に巡り会えず……。

2件目に見たのは、門前仲町の物件。エリア以外の条件を満たした物件でしたが、やっぱり清澄白河駅近くを諦めきれなくて。担当者からは「無理にエリアを広げて毎週どこかを内見するよりも、じっくりと腰を据えて、希望エリア内の物件が出るのを待ちましょう」と提案いただきました。

ビジョンは明確にあるのに、売り物がないような状況がしばらく続いて、一時は清澄白河駅周辺を諦めかけたのですが、1カ月くらい粘って、運良く出てきたのが、現在の物件でした。

−− 物件の決め手は?

なんといっても「清澄白河駅から徒歩1分」の距離です。日当たりもよくて、広さも十分。築年数は45年を超えていましたが、管理が行き届いているので全く気にならなかったです。金額だけ予算よりもオーバーしていたので、吉野さんに購入しても無理がないかを相談して、満を辞して契約に名乗りをあげました。

その時、すでに名乗りをあげている競合がいたので、審査に落ちることも覚悟していました。「ダメだったとしても、このマンションから次の物件が出てくるのを待とう」と。最終的には、一番手が審査に落ちて、2021年3月末、契約に到ることができました。

念願のリノベーション、やりたいことが多すぎて迷走も?

 

−− 物件の契約後は、いよいよリノベーションですね。どんなスケジュールで進めたんですか?

2021年5月が物件の引き渡しで、6月には解体したのですが、夏にいったん工事をストップさせました。設計がその頃までに固まらなかったことと、コロナやオリンピックなどの影響で資材の物流が止まったので……。

−− リノベーションでは、どんなことを希望されていたんですか?

「ダイニングとリビングの壁を取り払ってスペースを広く取りたい」「キッチンの匂いが気になるから壁で囲いたい」などいくつか希望はありました。

それに加えて、施工業者の方と意気投合して「廊下にレコードを飾る棚をつくりましょう」「防音室もいいですね」なんて盛り上がってしまって(笑)。アイデアが、どんどん出てきました。たくさん選択肢を提案してくださったので、どれを取捨選択するかで迷いに迷ってしまいましたが、最終的には見た目にも機能的にもスマートなアイデアを採用できてよかったです。

キッチンの窓やカウンターは造作。

 

−− リノベーションで特に気に入っている部分があれば、教えてください。

そうですね……僕が気に入っているのは、リビングの壁1面だけを、コンクリートの打ちっぱなしでアクセントにしているところです。

テレビボードの横には、お気に入りのフィギュアを展示するコレクションコーナー。

 

あとは、大好きな古着を収納するためのウォークインクローゼットも気に入っています。

ウォークインクローゼットは、寝室の奥からも、廊下側からも行き来がしやすい導線設計。

 

100枚以上のTシャツなど、大切な古着コレクションがお部屋にぎっしり。

 

妻が特にこだわっていたのは、トイレまわりのデザインですね。廊下が扉の開閉で窮屈にならないよう引き戸にしたり、トイレ周りのスペースにゆとりを持たせるよう、手洗いのカウンターも造作にしました。

それから、手洗いのボウルは、既製の陶製ボウルではなく、野菜などを盛り付けるためのコランダー(水切りできるボウル)なんです。穴が空いている部分にレジンを詰めて使っています。

もともと手洗いが付いていないトイレだったため、水道管を引っ張ってくるところからスタート。ボウルを探して設置するところまで、とにかく苦労したんだとか。

−− リノベーションで予想外なこともありましたか?

古いマンションならではの思わぬ出費がありましたね。給湯機は家の中に納めなくてはならない規約だったので、本当は外に出したいところを洗面所に格納したり、劣化が激しかったので壁紙も下地からやりなおさなくちゃならなかったり、古くなった配管を全て変えたり……。表側からは見えない部分に、予想外の費用がかかってしまいました。

−− 最終的にはいつ頃完成したんですか?

2021年10月に完成しました。細かい部分まで自分たちのアイデアを具現化していってもらったので、引き渡しから完成まで約5カ月ほどかかりましたね。現在は家のデザインに合ったインテリアを少しずつ揃えているところです。

 

資金計画は契約後のインテリア購入まで含めて検討を!

 

−− おふたりが大好きなこの街の魅力を教えてください。

今でこそ大好きな清澄白河ですが、2017年にこの街で暮らし始めるまでは、一度も来たことがありませんでした。

隅田川をはじめ川に囲まれていたり、清澄庭園や美術館、公園がたくさんあったり。家を探すにあたって、あちこち見てまわるうちに、だんだんと魅力を感じるようになりましたね。歩いてみてはじめて、落ち着いた雰囲気に惹かれていきました。

−− お気に入りのお店があれば、教えてください。

朝食を食べるために、カフェに通っています。平日の朝ならブルーボトルコーヒー、最近はよくビースクエアードがおすすめです。ビースクエアードはパンのメニューが豊富でゆったりできるので気に入っています。

後は、ホームセンターコーナンに観葉植物を見に行ったり、デニーズでランチしたり。このあたりでは少ないチェーン店にもよく出かけますね。逆にこの辺りに多い個人商店だと、タロスへ古着を探しに行ったり、アライズコーヒーで豆を購入したり。

個人商店は、最初入るのに勇気が入りますが、何度も通ううちに店員さんともコミュニケーションを取れるようになるので、このあたりに住むのなら、ぜひお気に入りのお店をみつけてもらいたいです。

−−  これから深川エリアで物件を購入・リノベーションされる方へアドバイスをお願いします。

住宅ローンを組むとき、想定よりも多めに見積もることをおすすめします。例えば、ブラインドを購入したいなと思ったときに30万円かかることがわかったり、先ほどお話ししたような古いマンションならではの想定外の工事が発生したり。想定外のことがいろいろと発生するので。

僕たちの場合は、ローンを組み終わったあとで「もっと借りておけばよかった」と後悔しました。物件の価格やリノベーション費用だけでなく、見えない部分で発生する工事やそのあとに購入するインテリアまで想定して計画するとよいかもしれません。

−− では最後に、リフォーム不動産に今後期待したいことを教えてください!

これからも変わらずに安心できる場所であってほしいです。特に、SNSの発信は続けてほしいですね。きっと僕たちみたいに、SNSがきっかけで訪れる方もいると思うので。物件やリノベーションの情報も嬉しいですが、おすすめのランチ情報など、住人に寄りそった目線の情報もたくさん見たいです。これからも楽しみにしています!

 


あとがき

 

「こんなお部屋に住んでみたいな」を絵に描いたようなTさんご夫婦のおうち。造作のカウンターやトイレの手洗いなど、一つひとつの箇所に明確な意志を感じます。ほんわかとしたご夫婦の雰囲気とは打って変わって、あちこちにストイックさが出ているのかも? レコードやぬいぐるみ、フィギュアなど、おふたりの趣味とインテリアが、マンションのもつ元々の暖かな雰囲気と調和しているのも、印象的でした。インテリアも含めて、時間をかけて育てていく家。これからどんなふうに変化していくのか楽しみです。

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取材・著・写真・イラスト
鳩白方はるか(鳩)
フリーランスの編集・ライター。清澄白河で猫とともに暮らしている。あだ名は「鳩」 好きな食べ物はカツオのたたき
https://note.com/tyorehato

ライターの鳩さんが、清澄白河で中古マンション購入からリノベーション、実際に暮らすまでを綴った「リアル体験記」は、以下のリンクからご覧ください。
◆ リアル体験記【中古マンション購入編】
◆ リアル体験記【リノベーション編】

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