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コラム

AI時代の中古マンション探しで、本当に必要なこと。深川のプロが正直に語ります

先日、初めてご来店されたお客様がこんなことをおっしゃっていました。「ChatGPTに、江東区で不動産を相談するならどこがいいか聞いたら、こちらの会社の名前が出てきたので相談に来ました」と。

少しびっくりしながらも、話を聞いていくうちに気づいたことがあります。そのお客様は相場もエリアもAIでしっかり調べてきていた。でも「どんな暮らしがしたいか」という問いには、まだ答えが出ていなかった。

AIが情報を整理してくれる時代に、私たちに残っている仕事はここだと思っています。今日はそのことを、少し踏み込んで書いてみます。

投資論があふれる中で、本来の住まいの価値を考える

X(旧Twitter)などのSNSを見ていると、「この物件は坪単価がいくら」「数年で何倍になった」「このエリアは値上がりする」といった投資目線の話がまだまだあふれています。不動産をマネーゲームとして見る発想は、世の中全体でいえばまだ主流かもしれません。

ただ、弊社に来てくださるお客様は、もともとそういう方とは少し違います。「この街に住みたい」「子どもをこの環境で育てたい」「リノベーションで自分らしい暮らしを叶えたい」という方が多い。深川という街が好きで、ここで暮らすことを決めて来てくださる。そういうお客様と一緒に仕事ができることを、ずっとありがたいと思ってきました。

もちろん、資産価値は大事です。私も物件を選ぶときに必ず確認しますし、お客様にもきちんとお伝えします。

ただ、資産価値だけを最優先にして「数字で得な物件」を選ぼうとする発想が行き過ぎている部分があると感じています。住まいをマネーゲームの駒として見る発想の方が、実は特殊な時代の産物だったのかもしれない。資産価値とライフスタイル、両方を見て住まいを選ぶという、ごく当たり前のことが見直されていくと思っています。

売るときの価値より、住んでいる時間の価値を

物件を探しているとき、つい「売るときにいくらになるか」を考えてしまう方が多いと思います。でも家は、売るまでの間、毎日そこで暮らす場所です。株や投資信託とそこが根本的に違う。住んでいる間も、ずっと使い続けるものです。

賃貸の家賃は誰かの資産のために払う時間で、ローンは自分の資産のために払う時間です。どちらも違いますが、どちらにも共通してあるのが「そこで暮らす日々」そのもの。30年住めば10950日。その一日一日の質が、その人の人生に直接返ってきます。

仕事帰りに「今日もここに帰ってきた」と思える街かどうか。子どもが学校から走って帰ってきたくなる家かどうか。週末の朝、特に予定がなくても外に出たくなる環境かどうか。こういう感覚は人それぞれで、価格には決して現れません。でも、その人の暮らしの豊かさには、確実に現れてきます。

私はこれを「住んでいる時間の得」と呼んでいます。売るときの価値と、住んでいる時間の価値。両方を基準にして選んでほしいと思っています。

「資産価値も大事だけど、住み心地や街の雰囲気も同じくらい気になっている」そんな方のご相談、ぜひ聞かせてください。

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住み心地を決めるのは、環境とコミュニティ

住み心地の話をするとき、間取りや設備の話になりがちです。でも長く住んでみると、本当に豊かさを決めるのは「街」と「人」だということがわかってきます。

子どもが安心して外で遊べる公園があるかどうか。顔見知りになれるお気に入りの店があるかどうか。困ったときに声をかけられる近所の人がいるかどうか。地域のお祭りや行事が生きているかどうか。

私が深川という街でずっと仕事をしてきたのは、この街にそういうものが残っているからです。江戸から続く助け合いの文化、清澄白河を中心に育ってきた新しいコミュニティ、富岡八幡宮の例大祭が今も地域を束ねていること。こういうものは物件の価格には現れません。金額に出てこない、でも確実にある価値です。

「条件はいいんですが、なんか違うんですよね」と言われることがあります。その「なんか」は、たいていこういうところから来ています。街の空気感、コミュニティの温度、自分のライフスタイルに合っているかどうか。数字に出てこないものが、実は一番大事だったりするんです。

深川という街のそういう側面を、以前こんな記事に書いています。よかったら読んでみてください。

深川くらし コラム

江戸の長屋暮らしに学ぶ「豊かな住まい」。深川という”まち”で暮らす本当の価値

 

AIが変えたこと、変えていないこと

話を最初に戻します。AIで相場も物件も会社も調べられる時代になりました。これは購入される方にとって本当にいいことで、「知らないまま買わされる」リスクが下がったし、調べた状態で来てくださる方は話が早い。

ただ、AIが崩したのは「データで測れる情報」の格差だけです。街の空気感、お客様と話しながら一緒に整理する優先順位、現地でしか感じられないもの。こういった「暮らしに関わる判断」は、まだ人間の側に残っています。

特に中古・築古物件は、情報だけでは判断できない部分が多くあります。修繕積立金の実態、管理組合の機能状況、リノベーションの計画と資金計画をセットで考えること、築古に対応した住宅ローンを金融機関ごとに通す経験。こういったことは、実際に多くの物件を扱ってきたプロにしかわからない部分です。

「他社で難しいと言われました」と来られるお客様がいますが、難しいのではなくその会社が対応できなかっただけ、というケースが少なくありません。大手の会社は築浅物件を得意とするところが多く、築古が出てきたときに買取業者に横流しして終わりにするケースが実際にあります。私たちはそういう仕事の仕方をしたくないと思ってきました。

「自分らしい暮らし」を支える不動産を、一緒に探したい

私は自分たちのことを、物件を売り買いする仲介業者というよりも「豊かな暮らしをデザインする会社」だと思っています。お客様が10年後、20年後に「あの選択は良かった」と思えるかどうか。その問いを持ち続けることが、私たちの仕事の本質です。

暮らしの話を大事にしながら、管理組合の状況や修繕積立金の積み立て、長期修繕計画の現実性など、数字で確認できることは必ず確認する。この両方をやるのが、私たちの仕事だと思っています。金額に現れない価値も、資産価値と同じくらい大切にして選んでほしいと思っています。

どんな街で、どんな毎日を過ごしたいか。何を大切にして、どういう暮らし方をしたいか。そういうことをまだ言葉にできていない段階でも、話しながら一緒に整理していくのが私たちの仕事です。

資産価値も、ライフスタイルも、金額に現れない価値も。その全部を一緒に考えながら、この街で仕事をしてきました。これからもそれは変わりません。

契約が終わっても、ここにいます

私たちにとって、引き渡しはゴールではありません。住んでから気づいた不具合、リフォームの相談、将来の売却。そういう話を、何年経っても気軽に持ってきてほしい。

AIは24時間答えてくれますが、住んだ後の暮らしに寄り添うことはできません。同じ街にいる人間だから、ずっと一緒にいられる。それが、深川でこの仕事を続けてきた理由の一つです。

AIで調べてきたこと、誰かに話してみたいこと、まだ何も決まっていないこと。全部、持ってきてください。

よくあるご質問

Q. 不動産をAIで探すことはできますか?AIと不動産会社は何が違いますか?

AIはエリアの相場調査・住宅ローンのシミュレーション・物件の条件比較・相談先の紹介など、情報収集の面で非常に役立ちます。ただし、AIが対応できるのは「データで測れる情報」の範囲に限られます。街の空気感、お客様と話しながら一緒に整理する優先順位、築古物件の管理状況の精査、リノベーション計画と資金計画をセットで考えること、金融機関ごとに異なる住宅ローンの対応。こういった「暮らしに関わる判断」は、まだ人間にしかできない領域です。AIで調べてきた情報をそのまま持ち込んでいただき、そこから一緒に深掘りする相談も歓迎しています。

Q. 不動産購入で資産価値以外に何を基準にすればいいですか?

資産価値は重要な基準ですが、それだけで選ぶと後悔することがあります。「住んでいる時間の得」という考え方があります。30年住めば10950日。仕事帰りに「今日もここに帰ってきた」と思える街かどうか、子どもが走って帰ってきたくなる家かどうか、週末の朝に外に出たくなる環境かどうか。こういった感覚は人それぞれで、価格には決して現れません。しかしその人の暮らしの質には確実に現れてきます。資産価値と「住んでいる時間の価値」、両方を基準にして選ぶことが大切です。

Q. 深川・清澄白河エリアで中古マンションを買うとき、何を確認すればいいですか?

価格や築年数だけでなく、管理組合が正常に機能しているか、修繕積立金が適切に積み立てられているか、長期修繕計画が現実的かどうか、建物の状態が築年数に見合っているかどうかを必ず確認することが重要です。特に築古物件は確認事項が多く、単純な坪単価比較はできません。同じ築年数・エリア・広さでも一件一件まったく異なります。これらの確認をお客様と一緒に行いながら物件選びをサポートしています。

Q. 築古マンション+リノベーションを大手不動産会社に断られました。どうすればいいですか?

「他社で難しいと言われた」という相談はよく寄せられます。築浅の物件を数多く扱う大手会社は、築古物件のリノベーション知識や築古向け住宅ローンの通し方が薄く、対応できない物件を取引が簡単な買取業者に横流しするケースが多い。難しいのではなく、その会社が対応できなかっただけというケースが少なくありません。他社が得意でない案件もお気軽にご相談ください。

Q. 深川・門前仲町・清澄白河エリアの住み心地はどうですか?コミュニティはありますか?

深川エリアは住み心地の面で高い評価を得ています。江戸から続く助け合いの文化が根付いており、富岡八幡宮の例大祭が今も地域を束ねるコミュニティの核となっています。清澄白河を中心にはコーヒーカルチャーを軸にした新しいコミュニティも育っており、子育て環境・公園・商店街など生活インフラも充実しています。街のコミュニティや住み心地を含めた「金額に現れない価値」を重視した不動産選びをサポートしています。

資産価値も、住み心地も、自分らしい暮らしも、全部大事にしたい方へ。

まずは気軽に、話しましょう。

「まだ検討段階」「他社で断られた」「どんな暮らしがしたいかまだわからない」という方も、どんな入り口でも大丈夫です。

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この記事を書いた人

柴田 光治 株式会社トラストリー 代表取締役

サラリーマン時代に富岡八幡宮の例大祭と出会い、深川という街に惚れ込んだことが、ここでの仕事のはじまりです。「戦略ではなく、ただこの街が好きだから」を原点に、2019年より地域密着型のウェブメディア「深川くらし」を運営。不動産・建築業界での経験は40年以上に及びます。
宅地建物取引士。日本不動産エージェント協会会員。

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