【お客様インタビュー#10】清澄白河で20年以上暮らした夫婦が、東大島で物件購入して気がついた「家探しで大切なこと」

江東区の東端に位置する都営新宿線「東大島駅」。駅のすぐそばには、旧中川と荒川が流れ、ふたつの川をまたぐようにして大島小松川公園の緑が広がります。

「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、東大島に中古物件を購入された、Tさんご夫婦です。

Tさんご夫婦は、20年以上白河の賃貸物件で暮らしていましたが、定年退職を機に、老後も落ち着いて暮らせる家を探し始めました。最終的に選んだ家は、東大島駅から徒歩3分の物件。決断のポイントは一体何だったのか? 詳しく伺いました。

21年間暮らした白河との別れ

 

–– おふたりは、清澄白河駅の近くにお住まいだったのですか。

ええ。21年間、白河のマンションに住んでいました。結婚してまもない頃だったので、妻が門前仲町で暮らしていて馴染みがあったことや、ふたりとも会社へのアクセスがよいことを理由に選んだのです。当時は半蔵門線もまだ通っておらず、現在のような「おしゃれな街」に変わるとは、思いもしませんでした。

▲写真:現在は、複合施設・タワーマンションとなっている交差点も、20年前まで同潤会清砂通アパートメントが建っていたんだそう(交差点の建物は、当時のシンメトリーな雰囲気をそのまま残しています)

 

–– 20年以上暮らしていると、街への愛着も相当なものですよね。

そうですね。木場公園や隅田川、清澄白河周辺は、どこを歩いても気持ちがよいです。古い街並みもありつつ、新しい風が入ってくるところも好きでした。一時期、毎週のように通っていた「実用洋食 七福」は、おかみさんとすっかり顔馴染みになりましたね。定年退職を機に新しい住まいを探そうとふたりで決めていたものの、街から離れる時、最後にご挨拶した際にはちょっとうるっときてしまいました。

▲写真:白河3丁目の老舗洋食店「実用洋食 七福」

 

–– 清澄白河周辺で物件を探そう、と考えたこともありましたか?

もちろん。本音をいえば、住み慣れた街から離れたくなかったのですが、検討し始めたタイミングで、すでに物件の価格がかなり高騰していたので、条件に合う物件が出てくることは、あまり期待していませんでした。リフォーム不動産へ訪れる前に、ファイナンシャルプランナーへ相談したり、大手検索サイトで相場を調べたりもしていたのですが、早々に諦めがつきましたね。

 

複数の街を見るも、ピンとくる物件に出会えず…

 

–– リフォーム不動産は、以前からご存じでしたか。

店舗ができたばかりの頃に、門前仲町方面を散歩していて存在に気がつきました。よくあるタイプの不動産屋は、外観が同じに見えて入りづらかったのですが、リフォーム不動産はちょっと雰囲気が違った。とてもカジュアルで、ここなら入りやすいな、なんて思いました。それからも、Instagramのアカウントをフォローして、なんとなく存在を気にしていたので、今回思い切って訪れてみることにしてみたのです。

 

–– どのようなことを相談されましたか。

予算金額と広さ…具体的には60平米以上、シングルベッドが2台入る6畳以上の寝室、…それから立地…駅から5分以内…といった条件をお伝えしました。ふたりとも実家が千葉県なので、西側にエリアを広げるイメージはなく、東側で物件を探していました。最初は希望もぼんやりとしていたのですが、リフォーム不動産は、私たちの要望をごりごりと掘り起こすのではなく、現状の希望にていねいに耳を傾けてくれたので、心から信頼できました。

 

–– リノベーションは、希望されていなかったのですね。

広さや立地に比べると、内装の優先度はずっと低かったです。理想のイメージがなかったですし「深川くらし」のサイトを見ても、他のみなさんのようなおしゃれな家のようにリノベーションできる自信もなくて……(笑)。どうしても必要なときの最終手段として、頭の片隅にある程度でした。

▲写真:最終的に購入したのはリノベーション済みの物件。隅々まで気の利いた内装で、おふたりとも一目で気に入ったそう

 

–– リフォーム不動産を通じて、どのような物件を内見しましたか。

南砂2件、西葛西で1件、大島で1件、東大島で1件… 合計5つの物件を内見しました。

 

–– 広範囲のエリアでお探しになられたのですね。それでも、現在のお住まい以外の物件は、条件に合わなかった?

そうですね、いくつか内見をして気がついたのですが、もともと住んでいた家は、寝室が7畳あったり、駅へのアクセスがよかったり、天井が高かったりしたので、ついそれと比較をしてがっかりすることが多かったのです。検索した数を含めると10以上は検討したのですが、結局ピンとくる物件に出会えず……。

 

–– 価格も高騰していて、条件に合う物件もなかなか出てこないですよね。

たしかに、もう1年待てば、もっといい条件の物件に出会えたかもしれないですし、金額を上げることも、清澄白河で探すこともできたかもしれないのですが、自分たちで「今だ」と決めたことだったので、そこはぶらさずに進みました。

 

東大島に決めた理由のひとつは、窓から見える風景

 

–– 東大島の物件は、どのような経緯で内見することに?


大島駅近くの物件を内見したときに、せっかくだからとふたりで東大島駅まで散歩してみたのです。

駅の南側しか降りたことがなかったので、北側をはじめて歩いてみて、大きなスーパーや公園があることを知って「この街、意外といいね」なんてふたりで話をしていました。

そんなタイミングで、柴田さんから「東大島駅からすぐ近くにいい物件があります」とご提案いただいたのです。

–– 現在のお住まいを内見したときの第一印象は?

窓から見える風景が、借景のようでとても気に入りました。リビングの窓は、手前に街路樹の桜の青々とした葉がそよいでいて、その向こうに大島小松川公園につながる上り坂と野球場、広く開けた空が見える。あまりに良くて、思わず写真を撮っている自分がいました。

これまで6階に住んでいたので、低層階の住まいは想像がつかなかったのですが、ここからの眺めは意外にも気持ちよいものだったのです。これから年を重ねて家で過ごす時間も増えていくなかで、部屋から見える風景が落ち着くというのは、決め手のひとつとなりました。

写真:バルコニーからの風景

 

–– 実際に住んでみて、いかがですか。

とにかく静かです。白河に暮らしていたときは、家の前が大通りで交通量が多くて、耳栓をしなくては眠れないほどでしたが、この家は気密性が高いのか、近隣の音がほとんど気にならない。駅前の大通りからも近いですし、家の近くに小学校と野球場があるのですが、騒々しいと感じたことはありません。

あとは他のマンションを内見した際に、共用部に注意書きがたくさん貼られているケースが多く見られたのですが、このマンションにはそういうところがなくて、住人のみなさんもおおらかなのかな?と感じました。実際に、ご近所はみなさんとてもよい方たちで、マンションの手入れや管理も行き届いているので、予感は当たっていました。

白河に暮らしていた頃と比較すると、日常の買い物に困らないところも気に入っています。清澄白河駅前はチェーン店がとても少なくて、特に平日の夜は困ることもあったのですが、ここは何でもそろっている。スーパーマーケットも、ファストフード店も、中華屋さんもあります。家のすぐ近くに図書館があるのも、助かっていますね。最近よく通っています。

▲写真:清澄白河といえば近くに隅田川が流れているが、こちらは荒川と旧中川が流れている。穏やかな流れの旧中川は釣りやカヌー・カヤックなどを楽しむ人が多い

 

街が変化しても、揺らがない「大切なもの」をみつけだす

 

–– 東大島で暮らしてから、生活スタイルは、変化しましたか?

静かな環境でよく眠れるようになったのか、早起きできるようになりました。それから、夫婦それぞれの部屋ができたので、テレワークも快適になりましたね。今まではリビングでしかできなかったリモート会議も、自分の部屋でできるようになりました。

 

–– 東大島の魅力は、どんなところでしょう。

空が広くて、星もきれい。それでいて、清澄白河だと、どこへ出かけるにも10分かかってしまうのが、公園にも川にも、駅にもスーパーにも3分でアクセスできる。もちろん今の住まいの立地がよいからというのもありますが、街全体を俯瞰しても、大きな公園やチェーン店が多いので、暮らしやすい場所に違いありません。

昔から住んでいるご年配の方々も多い街なので、古い街並みも残っていて、昔の清澄白河のような空気が漂っています。これからリノベーション物件がぐっと増えて、若い人たちが入ってくると、街の雰囲気もがらりと変わっていくのかな? なんて予感もあります。

 

–– これからのリフォーム不動産に期待することを教えてください。

ここで10年、20年と暮らしたとき、今度はリノベーションの相談をしたいのです。そのためにも、リフォーム不動産には、長くお店を続けていただきたいですね。

最近は、不動産屋としての「リフォーム不動産」より先に、Webメディア「深川くらし」を知る方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。私たちも「深川を紹介するメディア」のイメージがあったからこそ、気負わずに相談することができました。

つい先日も「深川くらし」で知った観葉植物のお店に伺う際、リフォーム不動産にも立ち寄り挨拶をしたのですが、これからも、気軽に深川でのつながりを築ける場所であってほしいです。

 

–– では最後に、深川で生活をしてきた先輩として、これから物件購入される方へアドバイスをお願いします。

外から見た街のイメージと、実際に中で生活をしている人から見た街の姿は、全く違うものです。例えば清澄白河は、休日こそ若者で賑わいますが、平日は営業しているお店も少なくて、実は不便な一面もあります。最近は、新しいお店もどんどんできて、おしゃれな街のイメージが強いかもしれませんが、深川エリアは、古いものと新しいものが混ざっていて、青山のような、全てが研ぎ澄まされた街とは、ちょっと違いますよね。

街はどんどん変わっていくものなので、そのとき「よい街並みだな」と感じても、これからどう変化するかはわかりません。今だけにときめいて、その街を選んでしまうと、予想と異なる方向へ変わってしまったときに、決心が揺らいでしまうかもしれません。

自分の生活にとって「本当に大切なもの」は、すぐには気づかないものです。私たちも、暮らしてみてはじめて、窓から見える風景であったり、買い物に便利な環境だったりと新しいこだわりに気づくことができました。これから物件を探すのであれば、いっときの流れや狭い条件にとらわれず、暮らしながらその場所で、揺らがない「大切なもの」を探してみるのはいかがでしょう。

 

—————————————–

あとがき

 

清澄白河に住んで、あっというまに6年が経ちました。川のある風景や行きつけの店を理由に暮らし続ける私ですが、Tさんたちのお話を伺うと、これからの街の変化と共に、心地よく年を重ねていくことができるだろうか? と、気持ちが揺らぎました。

「その街らしさ」を形成しているお店や人が、10年、20年先も変わらずにそのままであるとは言い切れません。深川エリアは「狭い区画それぞれの雰囲気」が魅力的であるゆえ、エリアを広げて物件探しをするのは、なかなか勇気のいることです。

それでも「街は変化する」ということを受け入れて、選択肢を広げてみることが、理想の住まいに近づく近道なのかもしれません。

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取材・著・写真
鳩白方はるか(鳩)
フリーランスの編集・ライター。清澄白河で猫とともに暮らしている。あだ名は「鳩」 好きな食べ物はカツオのたたき
https://note.com/tyorehato

ライターの鳩さんが、清澄白河で中古マンション購入からリノベーション、実際に暮らすまでを綴った人気の「リアル体験記」は、以下のリンクからご覧ください。
◆ リアル体験記Ⅰ【中古マンション購入編】
◆ リアル体験記Ⅱ【リノベーション編】

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