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インタビュー・体験記

深川で見つけた、本に囲まれて暮らす、わたしたちだけの家 【お客様インタビュー#24】

今回紹介するのは「たくさん本を置く」という前提でつくられたお部屋です。

家主は、森下の商店街で古本屋「古書ほんの木」を営むMさんと、週末に自宅をひらいて本の販売をしていたこともある妻のSさん。

長年深川エリアに住むなかで、地域密着のリフォーム不動産で物件探しとリノベーションを行いました。

自分たちにぴったりの家ができあがるまでのお話を、ぜひ読んでみてください。

 

住みたい家に住みたい

 

ー長年深川エリアに縁があったお二人。今回購入に踏み切ったきっかけはなんだったのでしょう。

Sさん:

ずっと賃貸でいいかなという思いもあったんですけど、ちょっと狭かったり、間取りが自分たちに合っていないなと感じたり。やっぱり「自分たちが住みたい家に住みたい」という思いが芽生えて。購入してリノベーションしようと考えて、家探しをはじめました。

調べるうちに、絶対にここに住みたい!という、場所も広さもちょうどいいマンションが見つかって、空き部屋が出るのをずっと狙っているという状況が続いていました。

―リフォーム不動産への問い合わせのきっかけは?

Sさん:

当時ほかの不動産会社さんにも相談していたのですが、その物件の空きがなかなか出なくて。地元密着のリフォーム不動産さんなら、何か情報を持っているんじゃないかと思い、相談に行きました。

もともと「深川くらし」は知っていて、購入者体験記も読んでいました。リノベーションもできる会社さんだとわかっていたので、そのタイミングで思い出したんでしょうね。

相談するなかで、狙っていた物件も空き部屋が出たけれど、そこはリノベ済みの状態での販売。さらに自分たちで再改装するかどうか、と悩んでいるうちに他の方に決まってしまいました。

 

―改装済みのきれいな物件をまた改装する、というのはなかなか難しい判断ですね。

Sさん:

もしそこに決まっていたら、結局、追加でリノベはしないで住んでいたように思います。

改装済み物件に、お金をかけてまた手を加えるのはやっぱりもったいない。それで、未改装の物件を探すようになりました。

今の家に決まったのは、リフォーム不動産さんに相談をはじめてから1ヶ月後くらいです。

―どんなところが決め手だったのでしょう。

Sさん:

未改装ということに加えて、旧耐震基準で建てられた物件だけれど、しっかりと耐震補強工事がされているのが安心でした。

この部屋は角部屋で住民がいないこと、日当たりがいいことも決め手でした。

Mさん:

角部屋だからか、周りの音も全然気にならないんですよ。僕がすごく気に入ったのは、玄関ドアを開けた先の眺望。高層階だからか、スカイツリーがよく見えて、気持ちがいいんです。

正直、内見に来るまでは高すぎるかなと思っていたけれど、実際に来てみたらポジティブな印象に変わりました。隣の建物が高くて下の階だと日陰で寒い印象を受けたので、逆に良かったなと。

築年数は古いけれど、自治会がしっかりしていて管理が行き届いているし、敷地内にゴミが落ちてることもありません。フロアごとの会議やお互いに挨拶しあう雰囲気が、前の賃貸ではなかったことなので新鮮です。

流行じゃない、2人のためのリノベーション

 

―物件決定後、リノベーションもリフォーム不動産提携の設計会社が担当しました。どのように進めていったのでしょう。

Mさん: 

僕らが「こうしたい」と希望を伝えたことに対して、設計担当の方が「どうでしょう」と返してくれる。そのキャッチボールをいっぱい重ねて、だんだん形ができていったように思います。

Sさん:

以前相談していた別の会社も、リノベーションまでワンストップでやってくれるところでした。

 

こちらの希望を聞いて、打ち合わせのたびにプランを提案してくださって。言った通りのものはできているし、工事や引き渡しまでのスケジュールも明確に出してくれて、買った後の想像はすごくできた。

ただスピードが早かったので、私がインスタで見て、いいなと思っていた家がそのまま出来上がっていたのかなと思います。そのころは、大量にインスタでリノベの事例を見ていたので。

―その方法とは違う進め方だったのですか?

Sさん:

こちらでは、まず「一度設計の方と話してみてください」と言われて。お話して希望を伝えると、別のいい形で出てくる。「言われたままだとこうなるけれど、こっちのプランがよりいいんじゃないか」という提案の方法でした。

たとえば「もっとキッチンの作業スペースを広くしたい」と言えば、「流しに蓋をして広げられますよ」と言ってくれたり。伝えた言葉そのままではなくて、最終的に何をしたいのかまで見据えてつくってくれるんです。

―なるほど!要望の本質的な部分を落とし込んでくれるのはありがたいですね。

Sさん:

ただ、やりとりが多くなってしまうのがすごく大変でしたね。私は土日休みで、夫は月曜休み。その合間を縫って話し合って、また意見を伝えて、を繰り返して…。その時間の捻出と話し合いが、一連の家探しとリノベーションのなかで最も大変だったところでした。

きっとあちらも大変だったと思うんですが、そのおかげで、最終的には「この形しかないよね」と思えるつくりの家になりました。自分の想像とは違うものが出来上がって、「夫婦2人でつくった家」になったのがすごく良かったです。

―2人で、ですか?

Sさん:

それまでは私1人のリクエストを伝えることが多かったんですが、設計士さんに「どうしてそれがいいんですか?」と聞かれると、改めて夫とも相談するから両方の意見が反映される。

Photo by Yasuyuki Deguchi

たとえばパントリーの位置も、いろんな場所を検討してキッチンの横になりました。前が空いているタイプをあまり見たことがなかったので、変じゃないかな、と私はちょっと心配だったんですけど。夫は可愛いというので、それを信じてみたらすごく素敵だった。

私が言えずにいることは、夫が代わりに言ってくれることもあって。2人でつくった感がすごくあるなと思える点はよかったですね。

本がある暮らしに馴染む家

 

ーそのほかに、リノベーションでこだわったポイントはありますか?

Sさん:

本の出し入れのしやすさを考えて、土間をつくりたいというのは絶対でした。

それと、壁はなるべくつくらず開放的であること。もとの未改装状態だと、窓から部屋の奥まで距離があって暗い印象だったので、なるべく明るく、風も通るようにしたいと考えていました。

―さすがの本の量ですね。

Sさん:

ひとつ前に住んでいた賃貸物件では、広さが足りなくて、常に本に埋もれているような感じでした。設備は今以上に整っていたんですが、自分たちの暮らしにはまったく合っていなかったんですね。今回は、生活空間と本のある空間を分けたいと思いました。

Mさん:

理想を言えば、もう少し広い70平米ほどの家がよかったけれど、その広さで未改装の物件は見つかりませんでしたね。

ただ、なるべく広く使えて、自分たちの生活にも合うように設計してもらったので、この広さと間取りがちょうどいいなと感じます。前よりも暮らしていて楽ですね。

Sさん:

夫はお店の営業が昼からで、私は朝からの仕事。在宅勤務の日もあって、前の家だとそれがちょっとストレスでした。

今は開放感があるから、ダイニングテーブルで仕事をしていてもお互いに気にならない。夫が料理好きなので、そのそばで料理をしていたり、私は昼休みに窓際で洗濯物を干したり。生活に合っているなと思います。

ずっとこの家に住みたいですけど、もう一度同じ方に全然別の家をつくってみてほしい。それだけの理由で、もう一回リノベーションをしたいくらいです。

🔗【リノベ事例】深川のマンション|次に捲る一頁

 

散歩するのが楽しいまち

 

ー深川エリアで気に入っているところを教えてください。

Sさん:

歩いていて楽しいです。日本橋まで散歩したり、人形町までお蕎麦を食べに行ったり。そのうえ、東京駅からもタクシーで帰れる距離です。

夫の仕事場とも近いところに住みたかったので、家を買うならこのエリアがいいなと前から思っていました。

Mさん:

もともと森下を選んだのは、古本屋さんは中央線沿いや下北沢など西東京に多くて、神保町から東には古本屋街がないと思っていたのがきっかけで。

少しでも周りに古本屋さんがあるところを探したら、当時は森下だったんです。東の本のまちになれるかなと思っていたら、思惑は外れてしまったんですけどね。

住みはじめたら、銭湯もあるし、住んでいて楽しいまちでした。意外と便利で、浅草も銀座も近いし、自転車でどこまででも行ける。みんなにバレなきゃいいなと思っていたら、バレて人気になっちゃいましたね(笑)

ーエリア密着のリフォーム不動産に依頼した感想をお聞かせください。

Sさん:

地域にお店があるので、そこに行けば会えるという安心感があります。最初の相談から1ヶ月くらいで物件が決まったので期間は短いですが、信頼できると感じられれば、お付き合いの長さは関係ないなと思いました。

何より、決まった後のお付き合いが長くて。物件の写真を送ってもらったり、こういうインタビューにお声がけいただいたり、ご連絡をいただく機会が多いです。

私たちも、成約後のプレゼントでレストランを予約してもらったので、その感想をお礼とともに伝えたいとか、近くでおいしいパン屋さんを見つけたから共有したいとか、気軽に連絡しています。

家が決まった後も本当につながりがあるし、そこからはじまる関係性がすごくいいなと思っています。深川エリアで購入を考える人が、こちらで買う一番の醍醐味だなと感じています。

 

あとがき 

 

同じ地域でお店を営むという意味でも、リフォーム不動産と親和性の高かったお二人。

妥協することなくリノベーションに取り組み、「ここしかない」と思えるほど、自分たちにぴったりの家を実現することができました。

いろいろな情報に触れるなかで迷うこともきっとあると思いますが、どんな家が一番自分たちに合うだろう?とじっくり考えてみるのも、必要なことかもしれません。

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           執筆
増田 早紀
編集者・ライター。一児の母。
求人サイト「日本仕事百貨」での取材・執筆のかたわら、埼玉・草加を拠点に小さく活動中。
昨年、中古マンションを購入しました。

増田早紀 – foriio

担当スタッフより

リノベーションのご希望があったお二人のお家探しは、以前から物件をいくつか見ていらしたので、「こんな感じの物件が理想」というイメージがある中でスタートしました。
ですが、中々簡単に理想の物件が見つからないのが家探し。
その中でどんな暮らしがしたいのか、何を優先したいのかを伺いながらご紹介させていただいたのがこの物件でした。
リノベーションは施工を担当してもらった設計士さんからのアドバイスもあり、お二人の生活に寄り添った素敵な仕上がりに!(私、個人的にはキッチンの収まり感がお気に入りです)
リノベーション完成後すぐのお部屋も拝見させていただいたのですが、お引越し後のお部屋はよりイキイキとした印象で、お邪魔したときになんだか嬉しい気持ちになりました。
お二人の「深川くらし」がより楽しく豊かな生活になりますように!


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