東京で今注目の人気下町エリアで暮らす。 “深川くらし” の4つの魅力とは

深川に架かる橋

下町情緒あふれる深川には、江戸の文化を感じられる場所がいくつもあります。

全国に俳句の碑を残す松尾芭蕉も、日本地図を作った伊能忠敬も江戸時代にはこの地に住んでいました。
また江戸時代後期の読本作者で、日本で最初の著述家とされる滝沢(曲亭)馬琴も、ここ深川で生まています。

深川の地名の由来は、江戸慶長年間に深川八郎右衛門によって開拓されたことで、彼の名前から「深川」と名付けられたとされています。

その後、明暦の大火や関東大震災、東京大空襲など、幾多の災害に見舞われながらも復興してきた歴史があるのです。

昨今では都市化が進み、新しい人がどんどん移り住んできています。

東京というと、どこかしら隣の人を気にしない少し冷たい印象がありますが、ここ深川には下町らしい横のつながりや「人情」や「粋」がある素晴らしい「街」なのです。
そんな「深川くらし」の魅力について検証してみましょう。

東京下町の『深川』ってどこにあるの?範囲は?最寄り駅は?

1.都心からのアクセスが良い

東京メトロ半蔵門線、清澄白河駅ホーム、江戸の雰囲気を感じさせる粋な壁面アート
深川エリアには、5つの路線の鉄道が通っています。

北から「都営地下鉄新宿線」、中央に「東京メトロ半蔵門線」、南に「東京メトロ東西線」と「JR京葉線」、その路線を南北に横断するように走る「都営地下鉄大江戸線」です。

駅で言うと、「森下」駅、「住吉」駅、「清澄白河」駅、「門前仲町」駅、「木場」駅、「東陽町」駅、「越中島」駅になります。

どの路線も都心部からの距離も近く、駅と駅の間もそんなに離れていないので、深川エリアはどの地域でも通勤、通学にとても便利。
今の時代は夫婦共働きの世代が多く、生活するうえで職場からのアクセスは大事な要素です。

特に現在でも、湾岸沿いや東京駅を中心とした丸の内、八重洲、日本橋や虎ノ門の周辺は大型のビル建設ラッシュが続いており、都心の就労人口はますます増える一方です。
都心から近い「深川くらし」は、そんな方々にとって魅力的な場所なのです。

また、2030年半ばころの開業を目指し、深川エリアの南北(豊洲駅~住吉駅)を結ぶ、地下鉄8号線(有楽町線)の延伸計画も気になるところです。
※江東区ホームページ参照

2.緑が多く空が広く感じるなど、住環境に恵まれている

深川住民の憩いの場、木場公園で遊ぶ親子

一口に”職住接近”とは言っても、特に子育て世代にとっては「住環境」も住まい選びにとって重要な要素です。

もともと江戸から近かった深川周辺は、水運のためにたくさんの運河が張り巡らされました。
役目の終えた運河は親水公園になり、今でもある運河の両脇は桜並木となっていて、

様々な四季の変化を感じることが出来ます。
隅田川や荒川など大きな河川に隣接した江東区は、水辺と緑に彩られた魅力的なまち、「水彩都市」として子育て世代の応援にも力を注いでいます。

深川エリアには大きな都立の公園が東西にふたつと、北側にもう一つの計3つの大きな都立公園があります。
東側にあるのが都立清澄庭園と隣接する清澄公園
清澄庭園は、池の周囲に築山や名石を配置した回遊式林泉庭園で、東京都の名勝にも指定されている由緒ある庭園です。

入場料(一般:150円)がかかりますが、一歩園内に入ると都会とは思えない位、手入れの行き届いた美しい日本庭園が広がっていて、四季折々の草花や都会では珍しい野鳥の姿などが楽しめる外国人観光客にも人気のスポットです。

清澄庭園に隣接する清澄公園は開放公園となっていて、ボール投げをしている親子や、お弁当を食べている家族、また恋人同士などなど、沢山の人達の憩いの場となっている公園です。
また、桜の木も20本ほど植えられており、春にはお花見客でにぎわいます。

そして、西側にあるのが都立木場公園
総面積は24.2haで、当地近辺においては貴重な緑豊かな場所で、 園内の南地区に広がる広大な芝生の広がる「ふれあい広場」は、家族連れのピクニックや憩いの広場として、また小グループによる軽いスポーツや、語らいの場として多目的に利用できます。

また、木場(貯木場)の故地であることを残すべく、入口広場の中央のイベント池では、毎年10月に開催される江東区民祭り(大人気のイベントです)で木場の伝統芸である「木場の角乗」が行われるのを見ることができるのでも有名。その他にも 年間を通して様々なイベントが開かれています。

最後に北側にあるのが都立猿江恩賜公園
この地は江戸時代から続く、徳川幕府による貯木場だった場所で、大きな池や広場、他にも野球場が2面と、テニスコート8面まで揃う、こちらも都内では有数の公園となっています。

他にも深川エリアには、親水公園や大小さまざまな公園がいくつもあって、散策できる隅田川沿いの隅田川テラスなど、小さなお子様からお年寄りまで、誰もが楽しめる、暮らしやすい街と言えるでしょう。

本サイトでは、深川エリアのすべての公園が紹介されていますので、そちらも併せてご覧ください。

3.魅力的なお店がたくさんある

清澄白河にあるブルーボトルコーヒー1号店江戸の風情が残る深川は、昔ながらの老舗のお店から、新しくできた話題のお店まで、古いものを上手く活かしながら、古いものと新しいものが絶妙に同居しているのが、この街の魅力と言えるでしょう。
古いものを壊して新しいものを作るのではなく、古き良きものを上手く活用する文化こそが、深川の街の魅力を存分に引き出せる重要な要素だと言えます。

もともと門前町として栄えた深川周辺は、今でも「門前仲町」や「森下」を中心に、安くて美味しい飲み屋さんが数多くあって、土日の夜でも地元の方で賑わいを見せています。
大手チェーン店よりも個人オーナーの店が多く、それぞれにお店の個性があるので、自分好みのお店を開拓するのも楽しみ方の一つです。

そして昨今では「清澄白河」周辺を中心として、新しいカフェや雑貨店などなど、魅力的かつ個性的なお店が数多く出店しています。ブルーボトルコーヒーの日本第1号店などの有名店から、小さな個人店まで、哀愁漂う住宅街の中を歩きながら、新たなお店探しをするのもこの街の魅力のひとつです。

その他にも有名な施設といえば、2019年3月にリニューアルオープンした都立現代美術館や江戸の街並みを再現した深川江戸資料館、江東区芭蕉記念館などなど、平日、休日問わず観光客が押し寄せる街となっています。
特にここ数年はメディアで取り上げられる機会が増えていて、休日の人気店は行列が出来るほどです。

この街に住むと、あなたもきっとお友達を呼びたくなって、深川案内を楽しむことでしょう。

【地元で話題のこだわりのお店】はこちら ↓ ↓
https://f-kurashi.tokyo/category/fukagawa-commitment/
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4.粋(いき)と人情の街

水掛け祭りのお神輿と隅田川に架かる橋の風景数々の有名なお寺や神社が創建され、江戸庶民の信仰を集める聖なる地として発展してきた深川は、「粋(いき)と人情の街」とも言われています。
その昔から人情に厚い男女が行き交い、粋を競った往来。下町・深川とは東京人の永遠のふるさとのような場所なのです。

多くの人々が行き交い、活気ある声が響く昔ながらの商店街や、露店が並ぶ縁日など、江戸の下町風情が残る門前町。地元の人にも観光客にも愛される「深川」のまちに一歩足を運べば、温かくて粋な人々とのふれあいが待っています。

何といっても深川の人たちはお祭りが大好き。特に江戸三大祭りの一つで、お盆の時期に行われる「富岡八幡宮例大祭」は、370年以上の歴史があり、別名”水掛け祭り”と呼ばれていて、お神輿の担ぎ手と沿道の見物客が一体となれるお祭りです。
この古くから脈々と受け継がれるお祭りの文化が、横のつながりや町内会の結束を固めているといっても過言ではありません。

「東京人は、ご近所との付き合いも希薄で、お互いに干渉しないのが暗黙のルール。」なんて言われていますが、下町気質でお祭り大好きな深川の人たちは、一歩踏み込めば人情に厚く気さくな人たちが多いです。
街のあちらこちらで何らかのイベントが頻繁に行われていて、気軽に街の人たちと仲良くなることも難しいことではありません。

このような昔からの祭りの文化が色濃く残り、人々の結束力が高く、横のつながりが今でも深いこの街は、災害やお困りごとなどがあった時でも強いのです。

【まちを愛する人に聞くインタビュー#1はこちらから】

まとめ

深川二丁目北町会の法被を着たお神輿の担ぎ手たち

いかがでしたでしょうか?

都心からのアクセスが良く、住環境に恵まれ、住んでて楽しく、人情味のある街。「深川」

近年でこそ駅周辺の開発により近代的な建物や背の高いマンションも多く見られるようになりましたが、下町情緒あふれる街並みと調和が取れている深川エリアは、お店の出店や人々の流入も多く、益々魅力的な街並みへと変化させています。

そもそも利便性の良いエリアは、都心で働くサラリーマンから根強い人気があります。
加えて、街に魅力があって活気があるエリアは、資産性においても期待できるでしょう。

「住むほどにまた、好きになる。」

そんな魅力がいっぱい詰まった『深川くらし』を私たちは応援しています!

あなたも活気あふれる街で”粋(いき)”な『深川くらし(TOKYO FUKAGAWA LIVING)』を始めてみませんか?

写真提供:フカフォト

(2024.2.25 一部加筆修正)

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