江東区、とりわけ深川エリアは、住みやすい街です。
都心に至近な利便性の高いエリアでありながら、不動産価格は他エリアよりも比較的リーズナブルな傾向にあります。
先進的なビルやマンションが建ち並ぶエリアもありつつ、下町風情を感じさせる人情味あふれる街の雰囲気も残しています。
そんな江東区の魅力について、この記事では江東区が令和元年に実施した「江東区政世論調査」から、江東区居住者の意見を取り上げ、江東区が住みやすい理由について考えてみたいと思います。
■江東区政世論調査概要
・調査対象 江東区在住の満 18 歳以上の男女（外国人を含む）
・調査対象者数 3,000 人
・調査方法 郵送配布－郵送回収法
・回 収 数 1,668 人
・調査期間 令和元年 7 月 27 日～8 月 16 日
目次
【1】江東区民の定住意向と定住年数
まず、江東区民の居住実態について見てみたいと思います。
以下の表1で江東区民の定住意向をまとめています。
「ずっと住みたい」「当分は住みたい」という定住意向は90.1％で、大半が定住意向を持っていることがわかります。
実際に表2の江東区民の居住年数を見てみると、「30年以上」が35.1％で最多、20年以上の長期居住者を合計すると約半数を占めました。
【2】江東区民が長期定住する理由
では次に、江東区に定住する理由について見てみたいと思います。
以下の表3は、表1の定住意向者に定住する理由について聞いた結果の中から回答率が高い上位5項目を抜粋したものです。
上位には「日常生活に便利」「通勤・通学に便利」など生活利便性を挙げる声が多く見られます。
また、「生活環境がよい」という回答もあることから、充実した住環境による住みやすさが長期居住意向を高めていると言えそうです。
【3】江東区民が持つ「江東区のイメージ」
次に、江東区民が江東区にどのような印象を持っているのかについて見てみましょう。
以下の表4は、江東区民が江東区にどのようなイメージを持っているかについて、回答率の高かった上位項目を抜粋したものです。
「都心に近くて便利」が73.3％で約4人に3人が回答する結果となりました。
その一方で、「水辺のスポットが多い」「下町の風情がある」といった生活環境の良さに関する項目も上位に散見されます。
「②江東区民が長期定住する理由」でも触れましたが、江東区の住みやすさとは利便性の高さ（日常生活、通勤・通学）と生活環境（自然環境の充実・下町の人情味など）の良さが併存する環境にあると言えそうです。
【4】まとめ
ここまで、「江東区政世論調査」から江東区の魅力について実際に住む人の声や意見を取り上げました。
今回の調査結果から、江東区民は定住意向が高く、その理由として立地の良さ・利便性の高さがありながら、豊かな自然環境・下町の人情味が併存する街の多様性に魅力を感じていると言えるでしょう。
こういった住環境の良さ・住みやすさが、江東区民が長期定住する理由となっています。
これは江東区に限ったことではありませんが、居住を検討している街・エリアの住みやすさを知るには、その街に根付いた居住者に聞くのが近道です。
当社は、地元密着の『深川くらし相談所』をコンセプトに事業を展開し、東京下町・江東区深川エリアを中心とした地元に密着した営業スタイルを取っています。
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【著者プロフィール】柴田 光治
株式会社トラストリー 代表取締役
リフォーム不動産深川studio｜深川くらし相談所 代表
宅地建物取引士、2級FP技能士
不動産業界歴35年。大手不動産会社在籍中に執行役員として主に売買事業を統括し不動産流通に関わる。その後複数の会社役員を経て株式会社トラストリーを立ち上げ、地元密着型の不動産会社としてお客様に寄り添ったわかりやすい提案を身上とする。
https://note.com/k_shibata
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