《ジュウニコトめ_清く澄んでる白い河という街》
前シリーズの始まりは、転職活動中の面接がきっかけで『門前仲町駅』に初めて降り立つところからでした。
しかし実は、それよりはるか前に私は清澄白河を訪れたことがあったのです。
時は2009年私は中学1年生。
夏休みの美術の宿題で、『都内の美術展に行く、そしてレポートを書く。』というものがありました。私は特別美術(絵画)に興味があるわけでは無かったし、上野はきっとみんな行くだろうし…と、どこの美術館に行くかなかなか決められないでいました。
そんな時、現代美術館でやっていた『メアリー・ブレア展』の広告を見つけた私は『ディズニーの絵をかいてる人!見たい!決まり!』と狂喜乱舞します(若干盛ってます)。
ところで、現代美術館ってどこにあるんだ?
『清澄白河…』なんて読むんだろ。聞いたことも見たこともない駅だな、何線?
…大江戸線!練馬から一本じゃん(私の実家は練馬区にあります)!ラッキー!
当時はまだ今みたいに注目なんてされてないし、なんせ土地勘ゼロの街、駅から美術館までの道も迷って(大通りなのに不思議ですね。)、なんじゃこの街、なんもないやん。そしてなんでこんなところに美術館?なんか変なのー。というのが第一印象でした。
よく覚えていませんが、街歩きも全くせずに美術館だけ行って帰ってきたと思います。
中一の私にもし一言言えるなら、『少し北に歩くと川があって綺麗だよ!』と教えてあげたい。それだけでも街の印象って大きく変わると思うから。
ただ、印象はどうあれ『清く澄んでる白い河』という名前がなんとも綺麗で素敵な街。というのが頭にずっと残っていました。
あれから11年。
まさか自分が住む街になっているとは。そしてこんなにも面白い街だったとは。
人生、何があるか分かりませんね。
今でも『清澄白河』という名前が大好きです。
これから少しずつ自分の言葉で『好き』を伝えられるようになれたらいいなあと思う今日この頃なのでした。
COVER PHOTO_高橋(小名木川)からの満月
大好きな景色です。家からも近いのでよく通るのですが、何となく高橋からの景色が私は好きな気がします。
川沿いに建っているマンションの整列感も心地よい。小名木川は川幅も広いので空も広々。高橋を渡るときは一度立ち止まって、深呼吸するのがお気に入りです。
ちなみに読み方は『タカバシ』。『タカハシ』ではありません。
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