中古マンション購入を検討する際の素朴な疑問にお答えします!不動産売買Q&A【購入前編】

Q.

中古マンションは、どのように探していけばいいのでしょうか?

A.

まずは住みたいエリアの候補を決めましょう。
その際に通勤、通学の経路や生活環境、今後の発展性などを重点に置くと良いでしょう
次に、資金計画を固めましょう。
いくら借りれるのかも大事ですが、いくら位が無理なく返していける範囲なのかを抑えておきましょう。
その際にファイナンシャルプランナーによる無料相談もおすすめしています。
最後に、希望の条件に優先順位をつけて整理しましょう。
100点満点の物件は無いと心得て、これだけは外せないという条件を整理していきましょう。

Q.

頭金はどのくらい用意すればよいでしょうか?

A.

ご契約時には、通常物件価格の5%程度の手付金(現金)が必要です。
ただし、物件価格全額やその他諸経費、リフォーム金額なども併せて借入することも可能ですので、無理の無い返済計画の中で検討しましょう。
頭金(自己資金)は一般的に10%~20%程度用意できるのが理想ですが、低金利の昨今では、できるだけ借入をしておいて、預貯金は運用に回し、余裕のある時に繰り上げ返済を行っていく計画を立てられる方も多いです。
いずれにしても無理のない範囲で返済計画を立てましょう。

Q.

住宅ローンにはどのような種類がありますか?

A.

長期固定金利型のフラット35(住宅金融支援機構)や、変動金利が中心の民間金融機関などのローンが選択できます。
その他にも金利の安いネット銀行の住宅ローンなどがありますが、物件によっては利用できない場合があります。
それぞれの金融機関には商品や審査基準に若干の違いがありますので、いくつかの金融機関にまとめて事前相談することも可能です。審査によっては借り入れ自体ができないケースや減額になることもありますので、早めに一度事前審査を行ってみることをお薦めします。詳しくは営業担当にご相談ください。

Q.

中古マンションの物件を見る時のポイントは?

A.

ホームページや販売図面ではわかりにくい点などを実際に見学していきます。
特に中古マンションの場合は管理状況は重要な要素です。一般的に駐輪場やゴミ置き場などを見ると管理の状況の参考になる場合があります。自転車は乱雑に置かれていないかや、ごみの出し方はどうなっているかなどを見てみましょう。また駅までの道を実際に歩いてみることも重要です。室内の状況や営業マンの言葉に惑わされることなく、自分たちの目で物件の周辺などもチェックしましょう。

Q.

「購入申込み」って何ですか?

A.

購入したい物件が見つかったら、「購入申込み」を行います。買主様は不動産会社を通して、書面で購入の意思表示をします。その際に、希望金額やその他の希望条件を記入することは可能です。
住宅ローンで購入をお考えの方は、購入したい物件で住宅ローンの事前審査の承認を得られていないと、原則として物件を抑えることはできませんのでご注意ください。
※購入申し込みの時点ではお金は必要ありません。

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(2024.2.25一部加筆修正)

【書いた人】柴田 光治

株式会社トラストリー 代表取締役
リフォーム不動産深川studio 代表|深川くらし相談所 所長

宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士、公認 不動産コンサルティングマスター
不動産業界歴35年以上。上場不動産会社在籍中に執行役員として売買事業を統括し、主に不動産流通に関わったあと、複数の企業の役員として従事する。
50代で今の会社を立ち上げ、地域密着型の不動産会社としてお客様に寄り添ったわかりやすい提案を身上とする。自らも築20年の自宅マンションをリノベーションした経験を持つ。

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