episode.11 「理想の住まいとの出会いは突然に」

自営業のN様と外資系企業に務めるパートナー様のカップル。
外国籍のパートナー様が永住権を取得できたということもあり、今の賃貸暮らしからの脱却のためお住まい探しを開始されたばかりの状況のお客様でした。

出会いはある週末の午後、渋谷区にあるネット系の別不動産会社で物件内見を終えた後、「他の不動産会社の話も聞いてみよう！」とGoogle MAPで「不動産会社」と検索した中で、偶然ヒットしたのが、私達、「リフォーム不動産深川studio」。

N様自身も生まれ育ったエリアという事もあり、地域の不動産会社に相談してみたいという気持ちが芽生えたのもきっかけだとか。

とっても仲の良いお二人からは、お話していても、それぞれの仕事の仕方や暮らし方について相互に理解されているのを感じます。
目下の課題は、永住権を取得できたとはいえ、外資系企業に務めるパートナー様と自営業として独立されたばかりのN様自身で、どこまで住宅ローン融資が可能か？また、その予算の中で、どれだけ理想の条件の物件と出会えるかという事でした。

加えて、リモートワークがメインのお二人、できれば自分たちのライフスタイルに合った間取りにリノベーションしたいというこだわりも。
まずはリノベーションも含めて、どの程度予算を取るべきか、別日でのお打ち合わせのご予約をいただくことになったのでした。

今回のポイントは３つです。

①枝川～門前仲町～森下～住吉～両国くらいまでが検討エリア
②リノベーションも前提にして60㎡以上の広さ
③永住権✕外国籍や、独立したばかり自営業のお二人による予算設定

もちろん、物件情報は以前に相談していた不動産会社からもたくさんもらってはいたようですが、まずは相談から進めていくべきお客様という事でした。

ヒアリングを重ねる中で、条件が明確になってきたこともあり、候補物件がいくつか出てきました。
築年数は様々ながら、千石エリア、清澄エリア、枝川エリアと日程を分けて内見を重ねることになりました。
そんな中で、少しエリアは理想とは離れるが、気持ちの良い眺望と日当たりの良い角部屋住戸が、リノベーション前で売り出されました。
これは良いかも知れないと、早速内見に行きました。

私達のほうからも、事前にどういったリノベーションが可能かの、ラフプランも用意しつつ、実際にそれを現地で確認してみます。

「これは、良いかも知れません。」

帰り道、改めて資金計画の話を整理しましょうという中で、１件新たにご実家近くの菊川エリアで、新着の物件が出ていることがわかりました。

「今日、この後お時間ありますか？」

リノベーション前提での現地確認で、既に２時間ほどお打ち合わせをしていたのですが、この機会に売り出された新着物件、１日でも早くご内見いただくべきだという直感で、急遽内見にいくことに。

実際に現地に向かうと、以前に賃貸を借りようとしていたお気に入りのマンションのお隣のマンションで、１０階の角部屋から望む眺望は、その時に見た景色とそっくりで、南向きのお部屋には太陽が眩しいほどに差し込みます。

「ここが良いかも知れません。」

こちらの物件は先に内見されたリノベーション前提の物件とは異なり、リノベーションが既に行われた物件です。

「どこにワークスペースを取って、LAN回線を引っ張って。。。」

N様お二人にとっての理想の住まいが叶えられるなら、リノベーションはあくまで手段でしかない。
そう感じた以上、ぐっと背中を押す以上他の選択肢はありませんでした。

結果として、いろいろなエリアの物件は見てみたものの、慣れ親しんだエリアの気持ちの良い物件に出会われたN様。
期間にしておおよそ１ヶ月半のお住まい探しでしたが、理想の住まいとの出会いは突然にやってきたのでした。

ここから学ぶ教訓の一つ。