門前仲町のロールキャベツ専門店
門前仲町駅から徒歩1分の場所にお店を構え、赤い外装が目印のOkan Kitchen(オカンキッチン)。
「オカン」は関西弁で「お母さん」を意味する言葉ですが、その意味の通りオカンがやっているロールキャベツ専門店です。
テーブル3つの6席、カウンター3席のこじんまりとしたお店でランチの時間帯のみ営業しているOkan Kitchen。
私自身何度も通い、大好きなお店で取材をさせていただきました!
Okan Kitchenの誕生
Okanとして親しまれている店主の木村さんは今まで飲食店で働いていた経験があるわけではなく、若い頃はずっと事務職に就いていたそうです。木村さんのご実家が飲食店を営んでいるということもあり、自分が年齢を重ねてきて「自分のお店を持ちたいなあ」という想いが湧いてきたとのことです。
自身が病気を患ったのを機に、食生活の大切さを実感
3年前に大病を患い、「健康でいるためには食べるものが大切だ」と改めて考えるきっかけになった木村さん。
昨今世の中は色々な食ブームがあり、外食をするにも濃い味のものが多くなった中で、カラダに優しいのは勿論、小麦や卵のアレルギーを持っている方にも安心して食べれるものを作りたいと思ったそうです。
後押しとなった子供の存在
お店を出すなら”何かに特化した物にしたい”という想いがあるなか、ご自身のお子さんに「私が作った料理の中で何が好きだったか」とリストアップしてもらった中にロールキャベツがあり、ロールキャベツだったら野菜も摂れて、尚且つ材料を工夫すれば、カラダにやさしい一品にできるかもしれない!と考え、ロールキャベツに特化したお店を開くことに決めたとのこと。
しかし、家で作っているロールキャベツをそのまま出したらただの家庭料理になってしまうので、そこから研究をスタート。”麹” “発酵”に注目し試作を進めてみると「あれ、なかなか上出来かも」と思う物が出来上がり、お子さんが背中を押してくれたのもあり物事がとんとん拍子に進んでいったそうです。
Okan Kitchenの前身である「Okan食堂」

門前仲町2丁目にある門仲ennというシェアキッチンで始めた「Okan 食堂」
今のOkan Kitchenをオープンする前に、門仲ennというシェアキッチンで2023年8月6日から「Okan食堂」という名前でロールキャベツ専門店をスタート。
「お店を出したいけど、どこか良い場所ないかな」と自転車で門前仲町の街を廻っていたところ、このシェアキッチンを見つけたそうです。
最初からお店を持つのは難しいので、まずはシェアキッチンからスタートすることを決めた木村さんは、シェアキッチンとの出会いを「運命的」とお話されていました。
Okan食堂からOkan Kitchenへと繋がる”ご縁”
オープンして半年が経ち、お店に来てくれるお客さんも次第に増えてきたなかで、自分のお店を持ちたいという想いが芽生えてきた木村さん。
そのタイミングで常連さんから「自分のお店を出す気はないの?」と聞かれ、自身の想いを話したところ「ちょうど私が大家をやっているテナントに空きがでる。そこで良かったらやってみない?」と声を掛けてもらい、現在のお店へと繋がります。
Okan Kitchenオープンから1周年
新たな場所でOkan食堂からOkan Kitchenへと名を変え、2025年4月23日でオープン1周年が経ったOkan Kitchen。
地道に続けてきたものが身を結び、だんだん周知されてきていると実感するようになったそうです。
1周年記念の時にはお祝いのお花も置いてあり、皆さんからの愛を感じます。
平日・土曜問わず完売する日も
Okan Kitchenの公式Instagramでは営業情報がストーリーにて更新されていますが、最近は「完売」の文字をよく目にするようになりました。
取材日(5月29日)も完売!おひとりで営んでいるお店なので数に限りがあります。お店に行く前にInstagramをチェックしてから行くと安心です◎
これからも”ご縁”と”出会い”を大切に
ご縁があり現在の場所でお店を構えることになった木村さんは、“出会い”をとても大切にしているそうです。
老若男女問わず色々なお客さんが来店されるこのお店ですが、店前や店内でよくお客さんとお話をされている木村さんの姿を私も何度もお見かけしたことがあります。「この前も来てくださいましたよね」と声をかけられて嫌な気持ちになる人はいないはず。
私も何回かお店に通ううちにコミュニケーションが増え、まさにお母さんに会いに行くように気さくに通えるお店になりました。このお店が愛される理由がとても分かります。
ちなみにオープン1周年記念のプレゼントとして第一弾はコーヒー、第二弾はオリジナルバッグを頂きました!オリジナルバッグは愛用中です♪
こだわりぬいたメニュー
Okan Kitchenで食べられるロールキャベツには3つのソースから選ぶことができます。自家製のピクルス付きで、パンかライスの選択が可能。
どのロールキャベツも化学調味料・卵・小麦粉・パン粉不使用で、3つのソースは麹を発酵して作られています。
●オリジナルチキンスープ味|麹とニンニク、生姜、野菜を発酵させたストックをチキンスープと合わせました。
●トマト味|玉ねぎ、にんにくをオリーブオイルで炒めトマトを加えて煮込み、塩麹で味を整えてます。(水は加えていません)
●カレー味|麹とスパイスを配合し香味野菜と発酵させてルーを作っています。小麦粉、油は使用していません。
いつもお店に行くとき、今日は何味にしよう・・・と迷うくらいどれも美味しいです!
私自身パンは選択したことがないのですが、ライスを選ぶと上にのっている塩昆布もちょうど良いアクセントになっていて好きです。
付け合わせの自家製ピクルスもロールキャベツとよく合って美味しいです。野菜嫌いな小さいお子さんが完食してお母さんがびっくりしたとか!
テイクアウトも可能
Okan Kitchenでは店内飲食だけでなく、テイクアウトが可能です。私もよくお弁当をテイクアウトしています!
ちなみに店内で食べると1,100円ですが、お弁当だと100円安く購入することができます!
そして、ロールキャベツ単品や、ピクルスだけでもテイクアウトも可能です♪最近では、夕飯のおかずにロールキャベツのテイクアウトも増えているそうです。
季節問わず1年を通して食べてもらいたい
秋冬などの寒い時期は温かいものを食べたくなる反面、暑くなると、ついつい冷たいものに手が伸びてしまいますよね。そして冷房の効いた涼しい部屋で過ごしていると、カラダも冷えて、体内も冷えてしまいます。
そんな中、木村さんは夏だからこそ腸内やカラダの中を温めてほしいとお話していました。そんな時にぴったりなのがこのロールキャベツです。
キャベツは胃腸に優しい食材、豚肉はビタミンB群など栄養価が高く疲労回復にかかせない食材です。発酵したスープの素には、しょうが・にんにく・香味野菜が使われているので腸内環境を整えてカラダを温めてくれる効果があるそうです。
これからの季節は夏冷えを避けるためにも、是非体内から温めていきたいなと私自身感じました!
ぜひOkanの温かい人柄とお料理で、身も心も温まってみてください。
<Okan Kitchen(オカンキッチン)>店舗概要
[住所] 江東区門前仲町2-9-12
[アクセス] 東京メトロ東西線・東京メトロ大江戸線「門前仲町駅」徒歩約1分
[営業時間] 11:30~15:00
[定休日] 日曜・月曜
※営業時間・最新情報は下記公式SNSをご参照ください。
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