2023年11月更新
東京下町、深川エリアの名物と言えば「深川めし」。
東京駅の駅弁でも昔から人気の商品として有名ですが、清澄白河、門前仲町、木場など、観光客でにぎわうエリアには、「深川めし」をいただける数多くの名店があります。
さらに、2019年3月には、ファミリーレストランのガストがご当地グルメとして「深川めし」をメニューに加えていたので、知名度も全国に拡大しています。
そこで今日は、清澄白河、門前仲町周辺に遊びに来たら是非食べていただきたい、駅から歩いて行ける「深川」ご当地グルメ代表「深川めし」の名店を一挙ご紹介したいと思います!
でも、まだ「深川めしって何?」という方もいらっしゃるかもしれないので、簡単にご説明しますね。
目次
「深川めし」のルーツとは?
深川めしには、煮込みをご飯にぶかっける「ぶっかけ飯タイプ」と、お米と一緒に具材を炊き込む「炊き込みご飯タイプ」があります。
全国的には炊き込みご飯の「深川めし」の方が有名ですが、炊き込みご飯は、大工など職人さんたちがお弁当として持ち歩けるように作られたもののようです。
一方ぶっかけ飯が生まれたきっかけですが、現在の江東区永代や佐賀の辺りは深川浦と呼ばれていて、江戸時代は漁師の町として栄えていました。
深川浦では、品質の良いアサリやハマグリ、アオヤギなどの貝類、海苔などがたくさん捕れたことから、漁師たちが船の上でも作れる「まかない飯」として、新鮮なアサリをネギと味噌で煮込んだものをご飯にぶっかけて食べるという「ぶっかけ飯」が生まれ、これが「深川めし」の発祥と言われています。
それだけ庶民の食文化として定着していた「深川めし」ですが、当時の江戸の漁師や職人さんたちが豪快に深川めしをかっこんでいる姿を想像するとなんとなくかっこいいですよね。
今でこそ、埋め立てが進んで海が遠くなってしまい、漁師の町というイメージはなくなってしまいましたが、深川めしが食べられるお店はたくさん残っています。
では早速、「深川くらし」がオススメする、清澄白河・門前仲町・木場・森下・住吉に遊びに来たら、一度は行っていただきたいお店をご紹介したいと思います。
清澄白河駅周辺で「深川めし」が食べられるお店
※ランチ限定や季節限定メニューの可能性があるので、来店前に電話でお問合せいただくことをおすすめします。
店名 住所 電話番号 定休日 |
深川めしの特徴 |
深川釜匠 白河2-1-13 03-3643-4053 月(祝日は営業) |
たっぷりのあさりを、みりん・薄口しょうゆ・鰹節を合わせたこだわりの出汁でふっくらと炊き上げた「深川めし」が楽しめます。 葱と油揚げを、あさりと秘伝のスープで煮込んでご飯にぶっかけ、最後に卵黄をのせた満足度の高い「深川丼」もおススメ! ※清澄白河駅B2出口から徒歩2分 |
日吉屋 白河2-3-14 03-3642-0085 月・火・金 |
お蕎麦屋さんですが、あさりのだしを大切にしたぶっかけ汁とご飯を別々に提供する江戸時代の深川丼を再現した「深川丼セット」が楽しめます。 ※清澄白河駅B2出口から徒歩2分 |
福佐家 三好2-11-4 03-3641-1791 不定休 |
ふっくらあさりをたっぷり使った「深川 あさり丼」は限定なので事前にご確認を!店主のこだわりを感じる地元に愛されるお店です。 ※清澄白河駅B2出口から徒歩3分 |
深川宿本店 三好1-6-7 03-3642-7878 月曜 |
関東味噌と信州味噌を絶妙なバランスで調合した秘伝の味噌で仕立てのぶっかけタイプの「深川めし」と、あさりの風味を活かした炊き込みご飯が選べます。串焼きの「焼あさり」やぶっかけと炊き込みが一度に楽しめるセットもおススメです! ※清澄白河駅A3出口から徒歩3分 |
膳処天ぷら片山 平野1-14-2 03-3630-4861 不定休 |
店主考案の「あさりあんかけ丼」、ごぼうとあさりを卵でとじた「あさり柳川風丼」など、他では味わえない完全オリジナルの深川丼が楽しめます。 ※清澄白河駅A3出口から徒歩3分 |
長寿庵蕎匠 平野1-7-2 03-3642-7559 日・祝 |
創業60余年、深川で守り続けた自家製そばつゆと八丁味噌で煮込んだシンプルな味わいの深川めしを御膳メニューのセット(ミニ深川めし、ミニせいろそば、季節の天ぷら、小鉢、香物)でいただけます。 ※清澄白河駅A3出口から徒歩5分 |
深川亭 白河4-1-18 03-3642-4939 月曜・第3,4火曜 |
深川めしの原形ともいわれるバカ貝(アオヤギ)を使用しているので、あさりとはまた一味違う明治初期の「深川めし」の味を楽しめます。 特製味噌仕立てのぶっかけ汁をご飯にかけていただく元祖「深川丼」をどうぞ! ※清澄白河駅B2出口から徒歩10分 |
※江東区観光協会・深川観光協会の資料に基づく平成30年2月現在の情報を参考にしています。
門前仲町駅周辺で「深川めし」が食べられるお店
店名 住所 電話番号 定休日 |
深川めしの特徴 |
すし三ツ木 富岡1-13-13 03-3641-2863 月曜・第3日曜 |
下町で愛されて50年。お寿司屋さんならではの、煮浸しあさりと酢飯が絶妙な「あさり丼」が味わえます。最後に吸物をかけてぶっかけ風にしてしまう常連さんもいるとか。 「あさり丼」はランチ限定ですが、お刺身付きセットも楽しめますよ。 ※門前仲町駅1番出口から徒歩1分 |
深川伊勢屋 富岡1-8-12 03-3641-0695 不定休 |
門前の老舗和菓子屋さんが作る、深川名物「深川あさりめし」 1つの丼で「炊き込み」と「ぶっかけ」の2つの味が楽しめます。 ※門前仲町駅1番出口から徒歩0分 |
深川太郎 深川2-1-20 03-3630-1144 日曜 |
1974年より深川に店舗を構え、伝統の深川めしと中華料理味わえる深川太郎。 だしの効いた炊き込みとぶっかけ2種類ご用意。どちらも楽しみたい方は、人気の厚焼玉子や佃煮も付いたお得なセットがおススメ! ※門前仲町駅1番出口から徒歩6分 |
門前茶屋 富岡1-5-1 03-3641-0660 月曜(祝日の場合営業) |
日本料理の伝統技法「炊き合わせ」に則り、別々に炊いたあさりとご飯を蒸籠に盛り高温高圧蒸し器で一気に蒸し上げる「深川あさり蒸籠飯」が人気です! ※門前仲町駅2番出口から徒歩1分 |
和食堂たこ井 富岡1-12-5 03-5809-8640 不定休 |
魚貝だしに味噌を合わせた特製スープであさりと野菜を煮込み、ご飯にたっぷりかける昔ながらの「深川丼」が楽しめます。少なめもできるので、飲みの〆にも◎ ※門前仲町駅1番出口から徒歩1分 |
甘味処由はら 富岡1-10-8湯原ビル1F 03-3641-4095 無休 |
あさりをやわらかく炊き込んだ深川漁師直伝の「深川めしけんちん汁セット」「深川めしおでんセット」で昔ながらの深川めしをご賞味ください。 甘味処なので女性に人気のお店です! ※門前仲町駅1番出口から徒歩2分 |
丼丸 富岡八幡宮店 富岡1-23-15 03-3820-3512 無休 |
お寿司屋さんが始めた持ち帰り専門チェーン店のメニュー。酢飯に甘辛く炊いたあさりをたっぷり乗せ、刻みねぎをトッピングした「深川丼」を気軽に楽しめます。 ※門前仲町駅1番出口から徒歩2分 |
深川宿 富岡八幡店 富岡1-23-11富岡八幡宮境内 03-5646-8678 月曜 |
深川宿の支店が富岡八幡宮の境内に開業。深川めしのメニューは本店と同じ。関東味噌と信州味噌を絶妙なバランスで調合した秘伝の味噌で仕立てのぶっかけタイプの「深川めし」と、あさりの風味を活かした炊き込みご飯が選べます。 ※門前仲町駅1番出口から徒歩3分 |
深川姉御家 深川2-6-2 泉屋ビル1階 03-5875-9803 土曜 |
深川生まれの江戸っ子女将が作る「本物のぶっかけ深川めし」が食べられるお店。 女将お手製の健康ごはんも魅力。 ※門前仲町駅1番出口から徒歩3分 |
※江東区観光協会・深川観光協会の資料に基づく平成30年2月現在の情報を参考にしています。(一部修正しています)
木場駅周辺で「深川めし」が食べられるお店
店名 住所 電話番号 定休日 |
深川めしの特徴 |
深川一穂 木場2-8-8-101 03-3643-2255 日曜・祝日 |
深川で4代続くお寿司屋さんが出す、味噌仕立ての昔懐かしいぶっかけ「深川飯」がいただけます。 常連さんには日替わりランチも人気のようです。 ※木場駅3番出口から徒歩3分 |
※江東区観光協会・深川観光協会の資料に基づく平成30年2月現在の情報を参考にしています。(一部修正しています)
森下駅周辺で「深川めし」が食べられるお店
店名 住所 電話番号 定休日 |
深川めしの特徴 |
割烹 みや古 常盤2-7-1 03-3633-0385 月曜 |
創業大正13年という深川めしが自慢の老舗割烹。先代の味を守り続ける炊き込み深川めしは絶品!深川なべが食べられる「みやこ深川コース」もあります。 ※森下駅A7番出口から徒歩4分 |
※江東区観光協会・深川観光協会の資料に基づく平成30年2月現在の情報を参考にしています。(一部修正しています)
まとめ
いかがでしたか?
一言で「深川めし」と言っても、お店によって特徴があり、それぞれ伝統の味を受け継ぎながらも、より美味しい「深川めし」を追求し続けていることがわかりました。
駅近でも美味しい「深川めし」を味わえる店はたくさんあるので、是非足を運んでみてください!
ところで、「深川めし」のネーミングにもなっている「深川」ですが、「範囲ってどこらへんなの?」と気になる方もいらっしゃると思います。
どこからどこまでが「深川(フカガワ)」なのかを知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!