ペットも家族の一員「猫と暮らす」中古マンションリノベーションのポイント

近年のペットブームで猫の飼育数が増加し、長年1位だった犬の飼育数を2017年に上回りました。散歩の必要が無く、室内で飼えることの手軽さや、比較的鳴き声も小さいなど日本の住宅事情に合っていることも要因だと思われます。
それに伴って、ペット可・ペット相談可だけでなくペット共生マンションといった動物にも人にも優しいマンションが数を増やしています。

この記事では、中古マンションリノベーションで猫にも人にも優しい、快適な住まいを作り上げるためのポイントについて考えてみたいと思います。

後半では、実際に猫を飼育されている方の中古マンションリノベーション事例(購入篇/リノベーション篇)の他、当社がおすすめする「ペットと暮らせる物件」もご紹介していますので併せて参考にしてみてください。

【1】猫を室内で飼育する際のポイント

猫を室内で飼育するためには、その特性を踏まえた対策を事前に考えておく必要があります。病気や怪我を回避し、猫も人も快適に過ごすためのポイントについて考えてみましょう。

①抜け毛掃除の徹底

猫の飼育で最も注意が必要なのは抜け毛の掃除です。床やカーペットに猫の毛が残っていると、家族が猫アレルギーを発症したり、猫が大量の毛を飲み込むと体内で炎症を起こしたりしますので、こまめな掃除が必要です。

②猫の臭い対策

猫の体臭はそれほど強くはないものの、排泄物の臭いが強く、床や壁にしみつきやすいので注意が必要です。特にマンションは気密性が高いため、臭いがこもりがちになります。

また、キャットフードなどの食べ残しも、速やかに洗って処分しないと臭いが室内に広がります。特に夏場は臭いが強くなりますので、清潔な環境を維持することが必要です。

③猫の爪とぎなどによる室内の損傷防止

猫の爪とぎで壁や柱、家具などがぼろぼろになってしまったという経験をお持ちの飼い主さんも多いことと思います。せっかくの新居なので、できるだけきれいな状態を維持したいものですよね。爪とぎは猫の生理現象ではあるものの、傷が付きづらい建材や壁紙を使うことでダメージを軽減することができます。

【2】猫のための中古マンションリノベーションのポイント

①掃除がしやすい素材を選ぶ

掃除をしやすい壁や床を選ぶことで日常のメンテナンスの負担を軽減することができます。例えば、掃き掃除がしやすいフローリングなどであれば、掃き・拭き掃除が楽になりますし、掃除機ロボットも導入しやすいです。フローリングは、表面が滑りやすく足や関節を痛めやすいですが、表面が滑りにくい材質のフローリング材もありますので、ぜひご検討ください。

②傷や汚れに強い素材を選ぶ

猫は動きが素早く、ジャンプ力も高いので、室内の意外なところにまで傷をつけていたりします。そのため、壁紙や床材は傷や汚れに強いものを選ぶと良いでしょう。壁紙では、通常のクロスよりもひっかき傷に強いペット用の壁紙クロスを使うケースもあります。また、壁の下部に腰壁を設置するのも有効です。

床は、クッションフロアやフロアタイルはクッション性があって滑りにくいので、動き回る猫にはぴったりの素材です。また、タイルカーペットは滑りにくく、衝撃吸収性が高いことに加えて、剥がして洗うこともできるので、掃除のしやすさの面でもメリットが大きいです。

③消臭機能・防水性のある素材を選ぶ

猫の臭いが染み付かないようにするには、消臭機能を備えた壁紙のほか、珪藻土やエコカラットのように消臭効果のある壁材を採用するのも一つの方法です。床も同様に、トイレ周りやマーキングしてしまう癖のある猫を飼っている場合には、フロアタイルのように防水性のある素材を使用したほうが安心感があるでしょう。

【3】まとめ


その他にも、建具に猫が行き来できる専用扉を設けたり、キャットタワーや高いところを歩き回れる棚を設置したりと、賃貸住宅での猫の飼育と比較すると、自身で保有する中古マンションリノベーションは自由度が高いため、自分好みのより快適に暮らしやすい住まいを作り上げることができるでしょう。

実際に当社のお客様で猫を飼われている方が中古マンションを購入してリノベーションをされた事例がありますので、以下のリンクからご覧ください。

清澄白河で中古マンションを購入、リノベーション、実際に暮らすまで。リアル体験記(中古マンション購入編)

清澄白河で中古マンションを購入、リノベーション、実際に暮らすまで。リアル体験記(リノベーション編)

その一方で注意すべき点としては、分譲マンションでも飼育不可のケースがあること、飼育可の物件であってもペットの種類や頭数に具体的(頭数・大きさ・重さなど)な制限が定められていることなどがあります。事前に管理規約でペットの飼育が認められているかどうかを確認するようにしましょう。

また、ペット可であっても近隣の住戸には事前に猫を飼育していることを伝えておくことをおすすめします。なにかトラブルがあった際にも事前のコミュニケーションがあることで事なきを得やすくなります。

※深川くらし「ペットと暮らす」物件はこちら

【著者プロフィール】柴田光治
株式会社トラストリー 代表取締役、リフォーム不動産深川studio|深川くらし相談所 代表
宅地建物取引士、2級FP技能士、公認不動産コンサルティングマスター
不動産業界歴35年。大手不動産会社在籍中に執行役員として主に売買事業を統括し不動産流通に関わる。その後複数の会社役員を経て株式会社トラストリーを立ち上げ、地元密着型の不動産会社としてお客様に寄り添ったわかりやすい提案を身上とする。

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