ホテリエだった20代女子が不動産会社に転職して初めて知った、不動産に関するあれこれ。 file.6

すまい給付金とは?

皆さまは『すまい給付金』という言葉をご存知ですか?
聞いたことはあっても、内容までは良く分からない…と言う方も多いのではないでしょうか。
私も少し前までそんなうちの一人でした。

なので今回は『住まい給付金』について!
大まかではありますが、分かりやすくご説明いたします。

まず『住まい給付金』とは何ぞや。というところから。
住まい給付金とは、消費税が8%から10%に引き上げられたことによる購入者(消費者)の負担を軽くするために導入された期間限定(平成26年4月~令和3年12月)の制度です。

消費者の負担を軽くするための制度として『住宅ローン減税』というものもありますが、所得が多ければ多いほど負担が軽減される住宅ローンとは違い、住まい給付金は住宅ローン減税の効果が十分に受けられない収入層に対して、住宅ローン減税と併せて受けられる制度となっています。給付額は収入によって異なります。

受けるためには下記のような条件があります。

☑住宅ローンを利用して居住用の住宅を購入すること。
※住宅ローンを利用しない場合のみ、年齢が50歳以上であること。
☑収入(年収)が一定以下であること(目安は775万円)
※住宅ローンを利用しない50歳以上の場合、目安650万円以下の年収であること。

また、全ての物件が対象となるわけではありません。
物件にも条件があります(中古物件の場合)。

☑登記簿上の床面積が50㎡以上であること。
☑売主が課税業者であること。
☑新耐震基準を満たしていること。
☑第三者機関の検査を受け、認められていること。
※既存住宅売買瑕疵保険加入など。

もし対象だった場合、どのようにすればいいのでしょうか。
基本的には入居後1年以内に申請が必要で、申請方法は給付申請書および確認書類をすまい給付金申請相談窓口に持参とすまい給付金事務局へ郵送の2通りあります。

給付申請書および確認書類はネットからダウンロードでき、提出した書類に不備がなかった場合、申請から1カ月半~2か月で指定の口座に給付金が振り込まれるそうです。

…ざっくりとではありますが、こんな感じの制度。
住宅ローン控除があってもそこまで効果受けられないし…という場合は、住まい給付金の申請も忘れずに行いましょう!

次の記事↓

お問合わせ

個別相談会に参加する

関連記事

  1. 住宅の街並み

    後悔しない安心の不動産取引を。~不動産エージェント選びの重要性とは~

  2. 価格高騰が続く,中古マンション市況の現状を解説します!

  3. 子育て環境と住まい探しのポイント 第二話「安心安全の住まい」

  4. 個人事業主・フリーランスの住宅購入プロセス③「住宅ローン審査」

  5. 個人事業主・フリーランスなど、自営業の方が住宅を購入した方がいい理由とは?

  6. 自宅の売却を検討した時の素朴な疑問にお答えします!不動産売買Q&A【売却編】