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コラム

大好きな深川に住む。好きな街に中古マンションを買うために知っておくべきこと


週末、深川のまちを歩いていると、決まってこう思います。「この街に住みたい人の気持ちは、よく分かる」と。

運河沿いの風景。古い倉庫がカフェになった路地。深川不動尊の参道のにぎわい。木場公園の大きな空。この街には、お金には換算できない何かがある。

でも同時に、こんな声もよく届きます。

「深川が大好きで、ここで物件を探し始めたけれど、価格が思ったより高くて迷っています」

「どこに相談すればいいかも分からなくて、なかなか動けない」と。

深川くらしを運営していると、「深川好き」な方からの相談が本当に多い。その気持ちに寄り添いながら、「こうすれば住める」という道筋を一緒に考えてきました。正しい知識と最初の一歩——今回はそのためのコラムを書きます。

「深川が好き」の正体。この街が持つ、代替不可能な魅力

深川に惹かれる人は、なぜ深川を選ぶのでしょうか。40年この業界にいて、多くのお客様の話を聞いてきた私なりの答えがあります。

「この街の空気は、よそに移植できない」ということです。

清澄白河の運河と倉庫の風景は、どこかに複製できるものではありません。2015年にブルーボトルコーヒーが日本1号店をこの地に選んだのは偶然ではなく、その唯一性を世界が認めた証拠です。代官山、中目黒、蔵前——文化が根付いた街は他にもありますが、「水辺と倉庫と職人の街」という組み合わせは深川だけのものです。

🌊
運河と水辺の風景
都内でこれほど水辺が身近な住宅地は少ない。小名木川・仙台堀川の遊歩道は、朝の散歩も休日の散策も気持ちがいい。
コーヒーとアートの聖地
清澄白河はサードウェーブコーヒーの聖地として世界から注目される。東京都現代美術館も徒歩圏。文化的な暮らしが日常にある。
🌳
公園と緑の豊かさ
木場公園(約24ha)・清澄庭園・清澄公園など、都内有数の公園密度。週末に車なしで緑と水辺に出られる。
🏯
江戸の記憶が息づく下町
深川不動尊・富岡八幡宮・深川江戸資料館。江戸時代から続く地域の絆と祭りの文化が、現代の暮らしと共存している。
🚇
都心へのアクセス
清澄白河から大手町まで約10分。門前仲町から日本橋まで約4分。都心に近いのに、穏やかな住宅地。このバランスが貴重。
👨‍👩‍👧
子どもと育つ街
公園・運河・祭り・美術館——子どもに見せたい風景が、日常の中にある。江東区は中学3年生まで医療費無償。「子どもをこの街で育てたい」と思える場所です。
✏️ 著者の所感

「深川が好き」という感覚は、感情ではなく実は合理的な判断の結果だと思っています。水辺・文化・アクセス・子育て——これだけの要素が揃っている街は、東京でも数えるほどしかない。好きになるのは当然なのです。問題はその先、「どうすれば住めるか」という方法論の部分。そこを一緒に考えるのが、私たちの仕事です。

正直に伝えます。深川の不動産、今どうなっているか

「好きな街」が分かったら、次は現実を正確に知っておく必要があります。深川エリアの不動産価格は、この9年間で大きく上昇しました。でも、知ってほしいのは「だから無理」という話ではありません。「どうすれば買えるか」を考えるための情報です。

111万円

江東区中古マンション
平米単価(2025年11月)
マンションナビ調べ

+77%

江東区中古マンション
9年間の価格上昇率
マンションナビ調べ

2030年代

有楽町線延伸(豊住線)
開業目標時期
東京メトロ・国土交通省

「以前見ていた物件より高くなった」という感覚は正しい。でも同時に知っておいてほしいことがあります。深川エリアには、まだ「価格の差」があります。清澄白河駅の徒歩3分と徒歩15分では価格が大きく違う。東陽町・木場エリアは清澄白河より割安なケースがある。築年数や管理状態によって同じエリアでも幅がある。

そして有楽町線延伸(豊住線)という大きな変化も控えています。2030年代半ばの開業に向けて、江東区内に複数の新駅が誕生する予定です。東陽町・住吉・千石エリアは、「街が変わる前」に入れる最後のタイミングに差し掛かっています。

💡 価格が上がっても、深川で買う方法はある

「新築が買えない価格になった」は正しい。でも「中古なら深川で買える」という選択肢はまだある。「清澄白河駅徒歩3分でなくていい。徒歩10分でも、運河が見えれば」という方も多い。「深川のどこに、どんな予算で住みたいか」を整理するところから、道は開けます。

📖

有楽町線延伸のエリア別影響を詳しく → 有楽町線延伸(豊住線)で大化けする街

深川の「どこに住むか」。エリア別の特徴と価格感

「深川」といっても、清澄白河・門前仲町・木場・東陽町・住吉・森下——それぞれ街の顔が違います。簡単に整理しておきます。

深川エリア別マップ——どこを狙うか
人気No.1
清澄白河エリア
カフェ・ギャラリー・運河・現代美術館。深川の顔とも言えるエリア。大手町まで約10分の利便性。ただし人気ゆえに価格は高め。駅徒歩5分圏の70㎡は7,000万円超のケースも。徒歩10〜15分圏や木場・清澄周辺に目を向けると選択肢が広がる。
活気と便利さ
門前仲町エリア
東西線・大江戸線の2路線。日本橋まで約4分という驚異のアクセス。深川不動尊・富岡八幡宮という江戸の祭りの中心地でもある。商店街・飲食店が充実し、生活利便性は深川随一。清澄白河より割安なケースもある。越中島エリアを含む大規模再開発も進行中で、さらなる街の変化が期待される。→ 詳しくはこちら
穴場・注目
木場・東陽町エリア
木場公園(24ha)を擁し、広い空と緑が身近。東陽町は有楽町線延伸の恩恵を最も受けるエリアの一つ。清澄白河より価格が抑えられながら、都心へのアクセスは十分。「広い部屋に住みたい」ファミリー層に向いている。
これから
住吉・千石・森下エリア
有楽町線延伸で最も変わる可能性のあるエリア。現在はまだ価格が抑えられており、「街が変わる前に入る」という選択肢として注目。深川の文化圏に含まれながら、比較的手が届きやすい価格帯が残っている。
✏️ 著者の所感

「清澄白河が好き」という方でも、実際に話を聞くと「別に清澄白河駅の目の前でなくていい。あの空気感のエリアに住みたい」という方が多い。そう整理すると、木場・東陽町も選択肢に入ってくる。「駅名」ではなく「暮らし方」で考えると、道は広がります。

深川資料館通り

「何から始めればいい?」最初の一歩の踏み出し方

「深川で中古マンションを買いたい」と思ってからが、多くの方が迷う場所です。何から始めればいいか分からない。ポータルサイトを見ても、どれが自分に合うか判断できない。不動産会社に行くのは敷居が高い——。

その迷いは正常です。むしろ「よく考えている証拠」です。ただ、一つだけお伝えします。迷いながら動かないでいると、タイミングを逃します。順番を整理するので、ぜひ参考にしてください。

1
「予算の現実」を数字で把握する
物件価格だけでなく、仲介手数料・登記費用・リノベーション費用・引越し代など、購入にかかるトータルのコストを把握することが先決です。年収・自己資金・借入可能額を整理すると「いくらの物件が現実的か」が見えてきます。FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持つ専門家への相談が有効です。
2
「どのエリアの、どんな暮らし方」を言語化する
「深川が好き」というのは出発点です。清澄白河の雰囲気が好きなのか、門前仲町の便利さが好きなのか、木場公園の近くがいいのか。駅からの距離・間取り・築年数の優先順位を決めておくと、物件探しの効率が大きく上がります。
3
「管理の良さ」で物件を選ぶ目を持つ
中古マンション選びで最も大切なのは、築年数より管理状態です。修繕積立金が適切に積み立てられているか、長期修繕計画があるか、管理組合が機能しているか。これらを確認する目を持つことが、後悔しない購入につながります。
4
「信頼できる窓口」を早めに作る
管理の良い中古マンションは、出れば売れる時代です。「良い物件が出たら連絡をもらえる関係性」を先に作っておくことが、タイミングを逃さないために重要です。そのためにも、プロへの相談は「物件が決まってから」ではなく「探し始める前」が理想です。
📌 「もう少し調べてから」のあいだに、良い物件は売れていく

「もう少し情報を集めてから」「物件が見つかってから相談しよう」——そう思っているうちに、管理の良い中古マンションは出れば売れていきます。予算感・エリア感・物件の見極め方は、探し始める前に整理しておくのが一番効率的。「なんとなく深川が好き」という段階から相談できる場所があります。それがこの相談会です。

富岡八幡宮例大祭

深川好きへ。その気持ちは、正しい選択の理由になる

不動産を選ぶとき、多くの方は「価格」「立地」「広さ」という数字で考えます。でも私は、「この街が好き」という感覚こそが、実は最も大切な判断軸だと思っています。

そしてもう一つ、大切なことがあります。「街を好きで選んだ人」が集まるエリアは、強い。

清澄白河がその典型です。コーヒーが好き、アートが好き、古い倉庫の雰囲気が好き——そういう人たちが「この街じゃないとダメ」という気持ちで集まってきた。その結果、街のカルチャーが育ち、個性的な店が増え、世界からも注目されるようになった。そして地価も上がった。

これは偶然ではありません。好きで選ぶ人が多い街は、住む人が街を大切にします。管理組合が機能する。商店街が維持される。緑が守られる。その積み重ねが、街の資産価値を長期的に支えていきます。「深川が好き」という感情は、実は不動産投資として見ても、非常に合理的な判断の根拠になっているのです。

マンションを買った後、長く住み続けられるかどうかは、その街を好きでいられるかどうかにかかっています。気に入らない街に住み続けることは難しい。でも深川が好きで買った人は、深川の変化とともに、ここでの暮らしを楽しみ続けられる。

「深川が好き」という気持ちは、立派な理由です。あとはその気持ちを、具体的な一歩に変えるだけ。


「街が完成してから住む」のではなく、「街と一緒に育つ」。深川はまだ、そういう住まい方ができる街です。そしてそれができる時間は、あまり長くないかもしれない。
✏️ 著者の所感

「深川が好き」という気持ちを持った人に、この街に住んでほしい。それが深川くらしを始めた理由であり、今も変わらない願いです。

深川で中古マンションを買う方法は、まだある。価格が上がっても、諦めなくていい。「好きだけど難しそう」という方に、「こうすれば住める」という道筋を一緒に見つけたい。その確信を持って、私たちは相談会をやっています。ぜひ来てください。

TRUSTORY × 深川くらし
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相談会の詳細・予約はこちら →

著者:柴田光治
株式会社トラストリー 代表取締役 / 深川くらし 編集長 / 宅地建物取引士・2級FP技能士
不動産・建設業界歴40年超。2016年に株式会社トラストリーを創業し、「深川たてもの相談所」を運営。深川・清澄白河エリアの住まいと暮らしを発信するウェブメディア「深川くらし」編集長として、「深川が好きで住みたい人」の背中を押し続けている。

本コラムは不動産購入を検討されている方への情報提供を目的としております。価格データは各掲載元の公開情報に基づきますが、最新情報は各機関のウェブサイトでご確認ください。個別の物件判断については専門家へのご相談をお勧めします。

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