ホテリエだった20代女子が不動産会社に転職して初めて知った、不動産に関するあれこれ。 file.15

フラット35について。

フラット35とは、住宅金融支援機構と各銀行などの窓口が提携してサービスを提供している住宅ローンの商品名です。
特徴はズバリ、『固定金利』であるということ。そしてもう一つは『団体信用生命保険への加入が任意』であること。

今回は、知っているようで知らないフラット35についてご説明いたします。住宅ローンの組み方で迷われている方は、新たな選択肢を増やせるかもしれません。

特徴①:固定金利!

住宅ローンの金利には変動金利と固定金利の2種類があります。よくポスターなどに大きく『0.475%!』などと書かれているのは変動金利、世の中の情勢や景気によって変動し、将来的に上がる可能性(下がる可能性)があります。
そんな変動金利に比べると金利が高くなるものの、返済し終わるまで金利が変わらないのが固定金利です。
金利で見ると、圧倒的に変動金利の方が安い。ではなぜ変動金利があるのでしょうか。

様々な理由がありますが、私は『安心感』が大きい要因なのではないかと思っています。
今は金利が低くても将来ずっとこの金利が続くとは思えませんし、はじめは変動金利で考えていたけど、審査の結果であまり変動金利でも優遇を取れなかったりすると固定金利でもいいかなと思う方も多いのではないでしょうか。
特にお子様がいらっしゃるご家庭の場合、教育費がこの先かかると分かっている以上、計画的な返済がしたいですよね。固定金利の場合は金利が変わりませんので、完済までの毎月のお支払いがお借入時に分かり、家計のシミュレーションがしやすくなるというメリットがあるのです!

特徴②:団体信用生命保険への加入が任意

住宅ローンを借りる際、フラット35以外の住宅ローンを組む場合(銀行系)は必ず団体信用生命保険に加入しなければなりません。これは、債務者が返済途中でお亡くなりになられたり重度の障害を患ってしまうなどの理由で返済が不可能になってしまったときのために入る生命保険で、もしもの時はローンの残債分の保険金が金融機関に支払われます。

多くの方が魅力に感じる制度なのですが、中にはご病気歴や持病があり生命保険に加入できない、ゆえに住宅ローンが組めない。という方も。そんな時救ってくれるのがフラット35なのです。

また、全体的な審査の入り口も銀行と比べると大きいですので、転職後間もない方や自営業、個人経営者の方も融資を受けやすい傾向があります。
住宅ローンの組み立て方で迷われている方、不安を感じていらっしゃる方はぜひご相談下さいませ。

 

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