「ポータルサイトに載っていない情報だけください」
「いい物件があったら教えてください」
その気持ちは、よく分かります。ポータルサイトが便利になった今、物件は自分で探せる。だから「営業されるより、情報だけ欲しい」というのは、とても自然な発想です。
でも私たちはいつも、同じことをお伝えしています。「物件探しからではなく、まず相談から始めてみませんか」と。
一見、遠回りに思えるかもしれません。今日はその理由を、少し正直に、丁寧にお話しさせてください。
「いい物件を教えてください」の裏にあるもの
「いい物件を教えてください」という言葉の裏には、実はたくさんの前提が隠れています。通勤に便利な駅近がいいのか、それとも静かな住宅街がいいのか。お子さんの通学のしやすさは譲れないのか、将来的な資産価値を重視したいのか。同じ「深川エリアでいい物件」でも、その人の暮らし方によって答えはまったく変わってきます。
私たちがこれまでお会いしてきたお客さまの中には、最初は「駅から近い物件」とおっしゃっていたのに、何度かお話しするうちに「実はお子さんの学校までバス通学しやすい立地の方が大事だった」とわかったケースもあります。ご本人も、話しながら気づいていくことが多いんです。一度の面談で全部が決まるわけではなく、何度かお会いして少しずつ条件が固まっていく。それくらいのペースで進めていただいて構いません。
物件情報だけを追いかけていると、この「本当に大事にしたい条件」を後回しにしたまま、目の前の一件に飛びついてしまいがちです。そして住み始めてから「なんだか思っていた暮らしと違う」と感じる。これは私たちが一番避けたいことです。
正直、その物件があまりおすすめできないと感じたときは、はっきりそうお伝えすることもあります。「今のタイミングでは、まだ購入を急がなくていいと思います」とお話しすることさえあります。目先の一件を決めていただくことよりも、長い目で見て後悔のない選択をしていただくことの方が、私たちにとってずっと大事だからです。
賃貸とは違う、「大きな決断」だからこそ
物件探しというと、賃貸も購入も同じような感覚で語られがちですが、実はまったく別物です。賃貸であれば、多少合わなくても数年で住み替えることができます。でも購入は、そう簡単にはいきません。
こうしたことをすでにご存じのセミプロのような方であれば、私たちの心配は大きなお世話かもしれません。ですが多くの方にとって、住宅購入は人生で一度か二度の経験です。ちょっとした判断ミスが、何十年もの暮らしに響いてしまうこともあります。だからこそ、資金計画からデメリットの見極め、決断のタイミングまで、遠慮なく相談できる頼れる担当者とのコミュニケーションが、何より大事なポイントになるのです。
私たちのところには「他社で中古マンションを購入したあと、リフォームだけ相談したい」というお問い合わせも数多くいただきます。詳しくお話を伺っていくと、「そんな大事なことを聞かされていなかったんですか」とこちらが心配になってしまうケースを少なくない数、目にしてきました。管理規約でリフォームできる範囲が制限されていることを知らされていなかったり、引き渡しから入居までの期日が、実際の工事スケジュールを踏まえると無理のある設定になっていたり。物件を決める前の段階でリフォームの可能性まで含めてご相談いただいていれば、防げたはずのことも少なくないのです。
物件探しの前に、暮らしごと相談してほしい理由
トラストリーは「豊かな暮らしをデザインする、くらしかた創造企業」でありたいと考えています。不動産の売買や賃貸のご案内はもちろんですが、私たちが本当にお手伝いしたいのは「住まい」そのものよりも、その先にある「暮らし」です。
住む街の空気感、近所付き合いのしやすさ、リフォームでどこまで理想に近づけられるか。物件情報の数字だけでは見えてこないことを、地域に根ざして活動してきたからこそお伝えできると思っています。江東区・深川エリアで長く事業を続けてきたのも、この街の変化も変わらなさも、実際に暮らしながら知っておきたいからです。
だからこそ、物件を「検索」するのではなく、暮らしを「相談」していただきたいのです。私たちが相談の場でよく伺うのは、間取りや価格といった条件だけではありません。今のお住まいのどこに不便を感じているか、休日はどんな過ごし方をしたいか、将来ご両親と近くに住む可能性はあるか。一見、物件探しとは関係なさそうな話から、住まいに求める本当の条件が見えてくることも少なくありません。
そしてもうひとつ、私たちが大事にしているのが、いいことばかりをお伝えしないという姿勢です。売買もリフォームも、必ずメリットとデメリットの両方があります。デメリットを先に伝えると敬遠されるのではと不安に思う担当者も多い業界ですが、私たちはあえて先にお伝えするようにしています。それが、後になって「聞いていなかった」という後悔を防ぐ、一番シンプルな方法だと思うからです。
不動産の仲介は、物件が決まったらそこで関係が終わる、というのが一般的かもしれません。でも私たちはそう考えていません。担当者もお客さまと同じ地域に住んでいることが多く、契約後もLINEで街の情報をお届けしたり、地域のイベントでばったりお会いしたりすることもあります。家探しが終わったら関係が切れる、という距離感ではなく、暮らしの中で気軽に立ち寄っていただける「不動産に詳しい近所の顔なじみ」のような存在でありたい。そう考えています。
頼れる担当者とのコミュニケーションを大事にしてほしい
不動産屋さんと聞くと、少し身構えてしまう方も多いと思います。「聞いたら契約を急かされるのでは」「知識がないと相手にされないのでは」と感じる方も少なくありません。でも本来、担当者との会話は一方的に営業されるものではなく、お互いを知り合う時間です。
「もう少し情報を集めてから」「物件が見つかってから相談しよう」——そう思っているうちに、資金計画のズレや、人気物件の申し込み競争に直面してしまうことがあります。予算感・条件の整理・物件の見極め方は、探し始める前に相談しておくのが一番の近道です。「なんとなく気になっている」という段階からで構いません。
まずは、気軽にお話しするところから
ポータルサイトでの物件探しは、これからも便利な入り口であり続けると思います。実際、私たちのところにも「深川くらしを見て」「ポータルサイトから流れてきて」というきっかけでご連絡くださる方がたくさんいらっしゃいます。きっかけは検索でも構わないのです。ただ、その先にある「暮らし」まで見据えて選びたいと感じたときは、ぜひ一度、私たちに相談だけでもしてみてください。
まだ物件を決めていなくても構いません。「そもそも買うべきか迷っている」「いつ頃から動けばいいかわからない」といった、漠然とした希望や、なんとなくの不安からで十分です。
物件を「検索」するのではなく、暮らしを「相談」する。話しながら整理していくことこそが、実は一番の近道だと、私たちは信じています。
深川・江東区エリアでの住まい探しやリフォームのご相談は、ぜひトラストリーへお気軽にお寄せください。物件情報を送りつけるようなことはいたしません。まずはお話をうかがうところから、一緒に始めましょう。
その一歩を、一緒に踏み出しませんか
「まだ具体的に動いていない」段階でも大丈夫です。
物件情報を一方的に送りつけるようなことはいたしません。
本コラムは不動産購入を検討されている方への情報提供を目的としております。個別の物件判断やローン・資金計画については、専門家へのご相談をお勧めします。



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