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コラム

【Vol.2】まだ知らない“深川”に、会いに行く。──名前に惹かれたご縁が、本当のつながりになる前に

「深川」という名前が、こんなにも人の心を動かすことがあるなんて──

それは単なる地名ではなく、「暮らしのあり方」そのものに目を向けさせてくれるきっかけになりました。

前回のコラムでは、東京・江東区の深川と、北海道・深川市という、同じ名前を持つふたつのまちが出会い、つながり始めたストーリーをご紹介しました。詳しくは、🔗Vol.1「ふたつの深川、ひとつの想い」もぜひご覧ください。 面積も人口もまったく違うけれど、どちらのまちにも“そこで暮らす人”がいて、日々の営みがある。その共通点が、私たちの関心の種となり、気づけば「会いに行きたい」と本気で思うようになっていたのです。

そしていよいよ、今月後半には実際に北海道・深川市を訪れることになりました。 今回のコラムは、その訪問を前にした“今”の想いを、記録しておきたいと思います。


「名前が同じ」だけじゃない、惹かれる理由

東京・深川で暮らし、仕事をし、「深川くらし」というメディアを運営している私たちにとって、 「深川市」という存在は、初めて知った瞬間からどこか身近に感じる存在でした。

それは常に東京・深川エリアの情報に敏感になっている私にとって、どこか放っておけない存在感(笑)

東京の深川は、江戸の名残を感じる下町の風情と、都市としての機能が混ざり合った街。 一方の北海道深川市は、広大な田園と清流に囲まれた“農のまち”。

地図で見ればまったく違う場所。 でも「どちらのまちにも、地元を愛し、日々の暮らしを丁寧に営む人がいる」。

この言葉は、“豊かな暮らしをデザインする”という視点で日々仕事に向き合っている私たちにとって、何よりも興味を抱かせるものでした。「華やかさや利便性ではなく、その土地で日々を大切に積み重ねる“人”の姿にこそ、豊かさの本質がある。」そんな風に感じた瞬間だったのです。


東京と北海道、それぞれの「ふかがわくらし」

東京・深川では、日々めまぐるしく街が変わり、人の流れも絶えません。 新しいカフェがオープンしたと思えば、歴史ある町工場やお店の灯が消えていたり。 不動産価格は上昇し続け、“誰もが身近に住めるまち”ではなくなりつつあるのが現実です。

それでもこの街には、地域のお祭りや町会活動、近所づきあいなど、 今もなお“顔の見える暮らし”が息づいています。 私たちは、そんなこの街の表情を記録し、街の魅力を届けたいと思いながら日々活動しています。

一方の北海道・深川市はどうでしょう? 人口は減少傾向にあるけれど、だからこそ真剣に「このまちで暮らし続けてほしい」と願う人たちの声が力強く響いています。

米やりんご、そばに代表される農業のある風景。盆地特有の寒暖差が育む美味しさ。自然とともに暮らす時間。

そして何より、まち全体で“人を迎え入れようとする姿勢”が強く感じられる場所です。

北海道深川市は、移住定住を促進するために全国で定期的にセミナーを開催し、 SNSやYouTubeなど、 様々なメディアを使ってその魅力を発信しています。

🔗北海道で暮らす ふかがわで暮らす – 北海道深川市
【北海道深川市移住定住サポートセンター】
🔗YouTube
🔗Instagram


会いに行くことで、見えてくることがきっとある

今回の訪問では、実際にその土地に立ち、人に出会い、空気を吸い、話を聞いてみたいと思っています。 観光では見えない日常の景色、地元の方が語るリアルな「深川の暮らし」。

「地方で暮らすという選択肢」に、まだピンと来ていない人にこそ届けたい“暮らしの空気”が、そこにはある気がしているのです。

東京で暮らしながらも、どこかに“ちょっと違うリズム”を求めている人が増えている今だからこそ、 この出会いが、暮らし方や価値観を見つめ直すヒントになるのではないか。そんな予感もしています。


私たちのメディア「深川くらし」が伝えたいもの

今回の訪問は、単なる視察でも、ビジネスや観光でもなく、 個人的には、あくまで“暮らしを大切にしている一人として”、 もうひとつの「深川」に会いに行く旅なのです。

同じ名前を持ちながら、まったく異なる環境にあるふたつのまち。 それぞれの「深川くらし」を、もっと丁寧に、もっと深く掘り下げていけたら。

そしてこの連載が、誰かにとっての「暮らしの選択肢」を広げる一助になれたら、こんなに嬉しいことはありません。


📌 次回のVol.3では、いよいよ北海道・深川市を訪れた様子をレポートします。
実際に出会った人たち、見た風景、感じたこと──そのすべてを、等身大の言葉でお届けする予定です。

どうぞ、楽しみにお待ちください。

今回の旅は、名前の一致という偶然にとどまらず、 本当に「自分の感覚で感じたい」という、個人的で素直な衝動から始まりました。

画面越しの情報や、誰かの言葉ではなく、 自分の目で見て、耳で聞き、空気を吸い込んで、肌で確かめたいと思ったのです。

暮らしとは、地図の上の数値や写真だけではわからないもの。 その場の風、朝の静けさ、人の歩く速度、話すテンポ……。 そんな小さな要素の積み重ねこそが、その土地の「暮らしの豊かさ」を形づくっているのではないかと思うのです。

この旅が、そんな“感じる暮らし”への入り口になれば── きっと、深川市というまちに出会った意味が、もっと深くなる気がしています。


✍️ 文・柴田 光治

メディア「深川くらし」を運営する株式会社トラストリーの代表取締役。
江東区深川を拠点に、「暮らしの豊かさ」と「住まいの資産性」の両立をテーマに、不動産とリノベーションの提案を行う。“ちょうどいい暮らし”を見つける視点を大切にし、地域密着の活動を続ける。


📱 「深川くらし」はSNSでも情報を発信中!

東京・深川の暮らしや住まい、そして今回の北海道・深川市との交流の様子も、 日々InstagramやX(旧Twitter)、Facebook、YouTubeで発信しています。

ぜひフォローして、ふたつの「深川」の今とこれからを、一緒に見届けていただけたら嬉しいです。

 

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