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コラム

山形緞通・天童木工など、ものづくりと出会う旅|暮らしをデザインする不動産会社代表が見つけたこと


東京駅に着き、満員の東西線に乗り込んだ。するとほどなく、車内で酔っ払い同士の口論が始まった。コンビニに寄ると、相変わらず無愛想な店員が対応してくれる。

山形での2日間がまだ身体の中に残っているうちに、現実に一気に引き戻された。

豊かな暮らしって、何だろう。

コンビニの袋を提げて夜道を歩きながら、その問いがぐるぐると頭を巡った。私たちの会社は「豊かな暮らしをデザインする、くらしかた創造企業」を掲げている。その言葉の意味を、この旅で改めて問い直すことになった。


起業10周年の節目に、ルーツの地へ

今年の春、起業10年の節目に両親の故郷・山形へ。父は東根市、母は天童市の出身。不動産・リノベーションを生業とする自分が、初めて「仕事の目線」でルーツの地を訪れる旅だった。

山形緞通の工房、天童木工のショールーム、石蔵をリノベーションした佐藤繊維のGEA、大正建築の文翔館。2日間で出会ったものはどれも、時間をかけてきたものが持つ、揺るぎない力を体現していた。

90年の歴史を持つ山形緞通の職人の手仕事、柳宗理の「バタフライスツール」をMoMAに収蔵させた天童木工の成形合板技術、築100年の石蔵が生まれ変わったGEAの空間。そして1916年竣工の文翔館では、今も5日に1度、時計職人が手動で時計塔の分銅を巻き上げ続けている。

建物は、人が手をかけることで生き続ける。リノベーションという仕事を通じて日々感じていることが、山形の建物の前に立つと改めて腑に落ちてくる。

 


豊かな暮らしの答え

豊かな暮らしとは、お金や広さではなく、時間をかけてきたものに囲まれた暮らしなのかもしれない。素材、空間、人との関係性。それは新しくつくるのではなく、丁寧に育てていくものだ。

起業10年の節目に、仕事の原点を山形で見つけた気がしている。


この旅の詳しい記録は、noteに全3話で公開しています。ものづくりと建築、暮らしに興味のある方にぜひ。

▶「山形、ものづくりの旅へ。」全3話はこちら(note)
https://note.com/k_shibata/m/mf839bb335a16


この記事は、東京・深川を拠点に不動産・リノベーションを手がける株式会社トラストリー代表・柴田光治が執筆しています。「豊かな暮らしをデザインする、くらしかた創造企業」として、空間と素材と暮らしの関係を探り続けています。

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