Q.
中古マンションを契約した後の「決済」とはどのような流れで行うのですか?
A.
決済(物件のお引渡し)は不動産会社の事務所もしくは銀行などの金融機関で行うのが一般的です。当日は、売買金額の残代金の支払いと所有権移転登記、物件の引渡しを行います。
所有権移転登記の手続きに必要な書類を準備したのち、登記を代行する司法書士に必要書類を渡して登記申請を依頼します。
司法書士による書類の確認完了後に住宅ローンなどの融資がある場合は、金融機関から買主様の口座に、一旦融資金が入金されます。
売主様に残代金及び固定資産税等の精算金をお支払い後、鍵のお引渡しを行い、完了となります。
Q.
決済当日はどのような資金が必要ですか?
A.
残代金の決済時には、一般的に以下の費用が必要となります。
・売買残代金(手付金を差し引いた残金)
・固定資産税、管理費等の精算金(引渡し日において日割精算)
・登記費用
・仲介手数料(残金)
・ローン諸経費
・火災保険料等
Q.
決済当日に持っていくものは何ですか?
A.
決済当日には以下の書類等が必要となります。
・印鑑(共有名義の場合は各々)
・住民票
・印鑑証明書(発行日から3か月以内のもの)※融資利用の場合
・預金通帳・銀行届出印(住宅ローン利用の場合)
・本人確認書類(免許証・パスポート等)
※住民票、印鑑証明書は前もって新住所に変更していただく場合があります。
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【書いた人】柴田 光治
株式会社トラストリー 代表取締役
リフォーム不動産深川studio 代表|深川くらし相談所 所長
宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士、公認 不動産コンサルティングマスター
一般社団法人不動産エージェント協会 既存住宅流通活性化副委員長
不動産業界歴35年以上。上場不動産会社在籍中に執行役員として売買事業を統括し、主に不動産流通に関わったのち、複数の不動産会社役員として従事する。
50代で今の会社を立ち上げ、地域密着型の不動産会社としてお客様に寄り添ったわかりやすい提案を身上とする。自らも築20年の自宅マンションをリノベーションした経験を持つ。