深川 エリア密着型の暮らし情報サイト

NEW POST
コラム

【第3話】買っていい人、やめたほうがいい人 ──「買うべきか迷っている人」が持つべき視点とは?

「みんな家を買ってるし、そろそろ自分も……」
「でも本当に、いま買って大丈夫なのかな?」

そんなふうに、家の購入を“なんとなく”考え始めたとき、まず知っておいてほしいのは、

「今は誰でも買える時代。でも“買っていい人”と“まだ買わない方がいい人”がいる」ということ。

これは不動産・建設業界歴40年の立場から、強くお伝えしたいポイントです。

このコラムでは、「そもそも今、自分は家を買うべきなのか?」と悩む方に向けて、
買ってもいい人・やめておいた方がいい人の特徴、そして判断の軸をやさしく解説します。


いまは「買いやすい時代」──でも慎重に

2020年代、住宅ローンの超低金利や、各種支援制度、テレワークの普及などを背景に、
住宅を“買いやすく”なったのは事実です。

特に若い世代でも、頭金が少なくても借りられる仕組みや、
中古マンション+リノベの手軽さによって、選択肢の幅が広がりました。

でもその一方で、「誰でも買える=誰もが買うべき」ではない、というのが本質です。

ここ数年は、都心近郊の物件であればたいてい値上がりしてきた“恵まれた時代”でした。
しかし今、その状況は少しずつ変わり始めています。

だからこそ、これからは「何を買うか」ではなく、「どう見極めるか」が問われる時代。

市場に流されず、物件そのものの価値や将来性を冷静に判断する力が、より一層求められています。


【タイプ別】買っていい人/まだ買わない方がいい人

家を買うかどうかの判断には、経済状況やライフプランに加えて、「性格」も重要な要素です。
慎重な人・楽観的な人・計画的な人・直感で動く人……それぞれに合った買い方、あるいは“今は買わない”という選択があります。
「周りが買っているから」と焦る必要はありません。性格的にじっくり考えるタイプの人ほど、長い目で見て正しい選択ができることもあります。

✅ 買ってもいい人

  • 今後もそのエリアで暮らす意思がある(職場・学校など)
  • 家計やローン返済のシミュレーションをしたうえで、無理のない計画が立てられている
  • 転職・結婚・出産など、直近の大きなライフイベントの予定がない or 想定できている
  • 将来売却・賃貸など“出口”まで見据えている
  • 「買うこと」自体が目的ではなく、“暮らしの充実”が主眼にある

⚠️ まだ買わない方がいい人

  • ライフスタイルや仕事が不安定(転職活動中、独立直後など)
  • 自己資金が少なく、諸費用や修繕への備えができていない
  • 「なんとなく家賃がもったいないから」といった漠然とした理由だけで検討している
  • 家に対する条件や希望がまだ整理できていない(エリア・広さ・用途など)
  • 購入後の維持管理や修繕、将来の売却リスクを想像できていない

「リスクが怖い」という人はどうすればいい?

慎重な方、リスクを取ることが苦手な方にこそ知っておいてほしいのは、

“買わない”という選択も正解であるということです。

不動産は“いつか買わないと損”というものではありません。

大切なのは、損得だけで考えるのではなく、自分のライフプランや価値観に合っているかどうか。

将来の自分に合った暮らし方を叶えるために、今は「買わずに備える」ことも、賢い選択です。そのうえで、リスクを小さくして購入したい場合には、

  • 割安な中古を買って必要最低限のリフォームに留める
  • 駅近などリセールバリューがある物件に絞る
  • 金利上昇に備えた返済計画にしておく

といった“リスクを最小限に抑えた買い方”を、選ぶこともできます。


情報に流されない「自分軸」が大切

私自身、20代で中古マンションを購入しました。いま思えば、損得では測れない価値があったと実感しています。
「自分にとってどんな暮らしが心地よいか」を基準にした選択こそが、長い目で見て後悔しない家選びにつながると、経験を通じて確信しています。

不動産仲介は、こうした“性格や価値観を踏まえた判断”までアドバイスしてくれるとは限りません。
とくに、物件の良いところばかりを並べて「今買うべきですよ」と背中を押す営業マンには注意が必要です。

そうした人とは、付き合わない方が得策です。
本当に信頼できるパートナーは、「今は買わない方がいいかもしれませんね」とも言ってくれるものです。

SNSやYouTubeなどでは、「買ってよかった」「家賃より得」といった情報が目立ちます。

でも、こうした情報はあくまで“成功した人の声”であって、
その裏には「買って後悔した」「手放すしかなかった」という事例も数多くあります。

家は一度買うと賃貸のようには簡単に動かせません。だからこそ、「今、自分が買うべきなのか?」を、焦らず、冷静に考えることが大切なのです。

“語られない失敗談”に目を向ける視点こそが、これからの時代の住宅購入には必要なのかもしれません。

また、こうした言葉は“発信している人の状況”に基づいたものであり、
あなたの人生、あなたの収入、あなたの価値観とは違います。

だからこそ、「みんなが買ってるから」ではなく、“自分がどう暮らしたいか”を起点にして選ぶことが、後悔しない第一歩です。


次回予告

次回は、🔗【第4話】SNS時代にありがちな「成功した人の真似をしてもうまくいかない理由」。
山崎元さんの“タイプA/B論”をヒントに、自分らしい選択の軸について考えます。


ご相談はこちらから

◎ 「自分は買ってもいい時期なのか?」という方へ → [無料相談はこちら]


著者プロフィール

柴田 光治
株式会社トラストリー代表。不動産・建築業界歴40年。
20代で自身も中古マンションを購入し、損得を超えた“自分らしい暮らし”の大切さを実感。
「持ち家は月額いくらの暮らしに投資するか」という視点を持ち、日々の暮らしの質と将来の資産価値の両立を目指した提案を続けている。
現在は東東京エリアを中心に、中古マンション購入+リノベーションを一貫してサポート。
“地に足のついた家選び”を信条に、個別相談やコラム発信を行っている。

#家を買うか迷っている人へ #買っていい人とは #買わない方がいい人 #住宅購入の判断基準 #暮らしに合った住まい #不動産購入の軸 #住宅購入の不安 #住宅ローン不安 #住まいの選び方

    お問い合わせ

    お問い合わせいただくには、お客さまのお名前、連絡先などの情報をお答えいただく必要があります。 お手数ですが、当社の「プライバシーポリシー」をお読みいただき、ご同意いただきましたうえで、お問い合わせフォームにお進み下さい。

    お電話でいただく場合はこちら
    03-5875-8997

    コメント

    この記事へのコメントはありません。

    RANKING
    DAILY
    WEEKLY
    MONTHLY
    1. 1
    2. 2
    3. 3
    1. 1
    2. 2
    3. 3
    1. 1
    2. 2
    3. 3
    RECOMMEND

    RELATED

    PAGE TOP