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コラム

【初めてのマンション購入】そろそろ買うべき?と思ったあなたへ

──「リノベありき」でも「大手ありき」でもない、“後悔しない選び方”の話


「いつかは買うかも」と思っていたけれど

SNSで流れてくる、おしゃれなリノベーション物件。
光の差し込む無垢フローリングに、センスのいい照明。
「こんな部屋に住んでみたいな」と思ったこと、ありませんか?

20代後半〜30代。仕事も生活も少し落ち着き始め、「家って、そろそろ考えてもいいかも」と思う人が増えてきます。
でも、いざ始めてみると、驚くほど選択肢が多くて迷う。中古にするか、新築にするか。リノベーションはした方がいいのか。そもそも今、買うべきなのか…。

このコラムでは、不動産のプロとして日々相談を受けている立場から、「選び方を間違えないために、最初に知っておいてほしいこと」を、まっすぐにお伝えします。


選択肢が多い時代だからこそ、「暮らしから逆算」する

今の家探しは、“選択肢が多すぎる”時代です。

  • フルリノベーション済みの中古マンション
  • スケルトンから自分好みに仕上げられる物件
  • 新築タワマンや築浅の高級マンション
  • ワークスペース付きの間取り、ペット可、眺望重視…
  • 地元密着の管理がしっかりしたマンションや、昔ながらの街並みにある住宅

もちろん、どれも魅力的です。でも、その選択があなたの「日々の暮らし」に本当にフィットするかどうかは、また別の話です。

「買うこと」そのものが目的になってしまうと、後になって「なんだか落ち着かない」「こんなにローンを払うなら、もっと違う選び方があったかも」と感じてしまうことも。

まず考えてほしいのは、「どんな暮らしがしたいか」という視点。

  • 通勤や買い物の利便性を優先したい
  • 無理なく支払える月々の金額に抑えたい
  • 将来売ることも想定して“資産価値”も意識したい
  • 休日には公園や川沿いの道でリフレッシュしたい
  • お祭りや地域のイベントに参加して、街のコミュニティに関わりたい

あなたの“今”と“これから”に合った暮らし方を、きちんとイメージする。
そこから逆算して「物件の条件」を考えることが、後悔しない家選びの第一歩です。

photo:Yasuyuki Deguchi


「リノベーション前提」でなくてもいい。でも、選択肢として知っておくべき理由

最近では、リノベーション済みの物件が増えてきました。
中には、雑誌の特集のような空間に仕上がっている部屋もあり、すぐに住めておしゃれ。価格帯も新築より抑えられるケースが多く、「リノベっていいな」と感じるのも自然です。

でも、大切なのはそこに「納得できる理由」があるかどうか。

リノベ済みの物件は、たしかに“きれい”ですが、「見た目重視」で仕上げられていて、配管や断熱、管理状態などの“見えない部分”に手が入っていないことも少なくありません。

また、自分でリノベする場合も、思っていたより費用がかかったり、デザイン重視でやりすぎてしまうと、将来的に売りにくい家になることも。

「リノベがしたいから中古を買う」のではなく、自分のライフスタイルや予算、資産としての考え方に合うから選ぶ──
そんな順番で考えることが大切です。


大手に頼むのはアリ? でも知っておきたい“もう一つの現実”

ネットで検索すれば、豊富な事例と分かりやすい解説、オンラインで完結するシステムなど、便利で魅力的なサービスがたくさん見つかります。

確かに、体制が整っていて、対応も良さそう。
オンラインで物件探しやローン相談までできるのは大きなメリットです。

でも一方で、以下のような“落とし穴”があることも知っておいてください。

  • 施工パターンがある程度テンプレート化されていて、自由度が低い
  • 営業数字達成に走りがちでお客様目線の対応が不十分
  • 取り扱う案件が多く、対応が事務的でかえって時間がかかることも
  • 「デザインはすてき」だけど、資産価値や管理状態が不十分な物件を選んでしまうことも
  • 地域特有の注意点(水害リスクや管理状況、治安など)への説明が不足している場合も

「おしゃれ」も大事。でも「安心して長く住める」「将来の選択肢を残しておける」ことも、同じくらい大事な判断基準です。


最後に──信頼できる“伴走者”を見つけてほしい

あなたに合った家を見つけるために必要なのは、最初から「リノベありき」「大手だから安心」という発想ではありません。

必要なのは、「選択肢を広く持ったうえで、あなたに本当に合う住まいと暮らし方を、中立的な立場で一緒に考えてくれるパートナー」です。

物件の目利きはもちろん、資金計画の相談、地域の情報、そして何よりも「どんな暮らしを実現したいのか」を一緒に整理してくれる存在。

そんな“伴走者”がいれば、きっと安心して、そして楽しみながら、理想の住まい探しを進められるはずです。

深川くらし相談所


あなたの「そろそろ家、考えてみようかな」が始まるとき

リノベするかどうかも、新築か中古かも、どの街にするかも──まだ決まっていなくて大丈夫です。

まずは、あなたが送りたい“ちょうどいい暮らし”について、ゆっくり考えてみませんか?

著者プロフィール

柴田 光治
リフォーム不動産 深川studio/株式会社トラストリー 代表
江東区深川エリアを拠点に、不動産仲介とリノベーションを手がける「リフォーム不動産」を運営。
「家は、見た目だけで選んではいけない。資産としての視点も忘れてはいけない」を信条に、マンションの購入からリノベーション、ローン相談まで、一人ひとりの暮らしに合わせた住まい選びをサポートしています。

「まだ全然わからないけど、話だけ聞いてみたい」 そんな方のご相談も大歓迎です。
おしゃれな事例や流行に流されず、「あなたらしい選択肢」を一緒に見つけていきましょう。

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