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コラム

中古マンション購入で後悔しないために ― 売れにくい物件の特徴と、買う前に見るべき“本当の価値” ―

中古マンションを買ってリノベーションしようと考えたとき、どこから始めればいいのでしょうか?

前回の記事(👉資産価値を守るリノベーションとは?)では、“自分らしく暮らす”“将来の資産性を守る”を両立する「しなやかなリノベ」の考え方をご紹介しました。

しかし、その「リノベーションの良し悪し」以前に──
物件選びの段階ですでに“資産価値の差”がついていることも少なくありません。

いくら素敵にリノベしても、「売れにくい中古マンション」だったら、その努力が報われない可能性も。

今回は、「買う前にどこを見るべきか?」「将来も選ばれる物件とは?」という視点から、リノベを成功に導く“最初の一歩”を解説していきます。

■ そもそも「売れにくいマンション」ってどんな物件?

まずは、実際の現場で私たちが見てきた、「売却や賃貸で苦戦しやすい物件」の特徴を整理してみましょう。

✅ 売れにくい中古マンションの特徴【5つの共通点】

特徴 理由
🚶‍♂️ 駅から遠すぎる(徒歩15分以上) 高齢化・時短志向の中、アクセスの悪さは致命的
🏢 管理がずさん・共用部が荒れている 管理の質は物件の「信頼性」や「資産価値」に直結
📉 修繕積立金が不足/管理組合が機能していない 将来のメンテナンスリスク → 売却時に敬遠される要因に(総戸数の少ない物件に多い)
🧱 旧耐震基準のまま・耐震補強なし ローン審査や地震保険のハードルが上がる可能性
📐 間取りが極端(1R・4LDK以上など) ニーズが限定され、市場での流通性が低くなる

■ 買う前に確認しておきたい5つの“見極めポイント”

では逆に、「資産として育てやすいマンション」はどう選べばよいのでしょうか?

🔍 チェックすべき5つのポイント

  1. 管理の質  → ゴミ置き場やポストの整理状況をチェック。清掃の丁寧さ=管理レベル。

  2. 修繕積立金と長期修繕計画  → 将来の大規模修繕が現実的に進められるかを確認。

  3. 新耐震基準か  → 1981年6月以降の建築確認なら基本的に安心。旧耐震なら診断・補強歴を要確認。

  4. 再販実績(流通履歴)の有無  → 同じマンション内で売買事例が複数あると「売りやすさ」の裏付けに。

  5. 立地と生活利便性  → 駅からの距離だけでなく、大規模公園・スーパー・スポーツセンター・病院・学校など“暮らしやすさ”も重要。

■ 「しなやかなリノベ」は“物件選び”から始まっている

前回ご紹介した「しなやかなリノベ」とは、ライフスタイルの変化に柔軟に対応でき、将来も他人に選ばれる住まいを目指す設計思想でした。

でも、そのしなやかさを実現するには、“ベースとなる物件選び”がとても大切です。

たとえば…

  • 自主管理で修繕計画が曖昧なマンション
  • 特殊な間取りで、リノベしても使いにくい構造
  • 再販実績がなく、流通データが読めない物件

こうした条件の物件では、どれだけリノベにこだわっても、「資産」としての選択肢が大きく制限されてしまいます。

■ リフォーム不動産が考える「したまちリノベ」は“買う前”から伴走します

私たちリフォーム不動産深川studioがご提案する「したまちリノベ」では、リノベ設計の前に“買うべきかどうか”を一緒に見極めるところからサポートしています。

💡 こんなご相談が増えています

  • 「リノベを前提に、中古マンションを探したい」
  • 「将来の売却を視野に入れて、物件選びから相談したい」
  • 「資産として価値が落ちにくい物件が欲しい」

だからこそ、「したまちリノベ」では

  • ✅ 管理・修繕・流通性まで加味した物件選び
  • ✅ 過剰投資を避ける設計方針
  • ✅ “将来の誰かにも選ばれる住まい”を一緒に考える

というスタンスを大切にしています。

🔜 次回予告:「実例で見る“買ってよかった”中古+リノベ」

次回は、実際に「中古マンション+リノベーション」を選んだお客様の事例をご紹介予定です。

  • なぜその物件を選んだのか?
  • どんな視点で設計したのか?
  • 資産性と暮らしやすさをどう両立したのか?

リアルなストーリーを通じて、「資産価値を守る住まいづくり」のヒントをお届けします。

おわりに

リノベーションは、「暮らしを整える手段」であると同時に、「将来の選択肢を広げる方法」でもあります。

「自分が心地よい」だけでなく、「未来の誰かにも選ばれる」。
そんなバランスのとれたリノベのために──
私たちはこれからも、“買う前から”あなたに寄り添う提案をしていきます。

ご相談はこちらから

【著者プロフィール】柴田 光治
株式会社トラストリー 代表取締役  リフォーム不動産深川studio|深川くらし相談所 代表
不動産業界歴38年。大手不動産会社の役員として主に売買事業を統括し、主に不動産流通に関わる。その後複数の会社役員を経て株式会社トラストリーを立ち上げ、地元密着型の不動産会社としてお客様に寄り添ったわかりやすい提案を身上とする。

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