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コラム

【Vol.4】清澄白河で再びつながる“ふたつの深川”の想いとご縁

北海道・深川市への訪問から少し時間が経ちましたが、あのとき出会った人たちや風景は、今でも私たちの心に残っています。前回Vol.3では、自然の豊かさや丁寧な暮らし、そしてまちを大切にする人々の姿に触れ、東京で暮らす私たちに多くの気づきと刺激を与えてくれました。

そんな中、2025年7月30日。今度は深川市の田中市長が東京・江東区を訪問されました。羽田空港でお迎えし、清澄白河、そして江東区役所までのひとときをご一緒しながら、東京・深川のまちと、そこに根ざす人々の暮らしをご案内しました。


ご縁がつながる場所、NAGAYA清澄白河へ

最初に訪れたのは、清澄白河駅近くのシェアオフィスNAGAYA清澄白河。ここは、今回の深川市訪問のきっかけをつくった合同会社カツギテが運営している場所でもあります。

2025年2月、NAGAYA清澄白河では「深川Meet Up」と題した交流イベントが開催されました。研修で東京を訪れていた深川市の職員と、地域に関わる人たちが出会い、ここから“ふたつの深川”のご縁が始まりました。

今回の再会も、そのつながりが続いていることを実感できる、あたたかいひとときとなりました。


歩いて感じる、まちの魅力

次に訪れたのは、「深川くらしBAR」を定期開催している複合施設の「リトルトーキョー」。ここは、求人サイトの「日本仕事百貨」の入居するびるでもあり、深川駅前に来年秋に完成するシェアカフェの求人を深川市が求人募集する際に掲載されていたこともあり、まちとまちの接点を感じられる場所でもあるため、ご案内しました。(※訪問はしておりません)

その後は深川資料館通り商店街を歩きながら、霊巌寺や深川江戸資料館など、歴史と文化に触れられるスポットを急ぎ足でご案内。江戸の風情が残るこの通りは、静けさと活気が共存する、まちの個性が光るエリアです。

お昼は福佐家さんで名物の深川めしを囲みながら、田中市長との再会の喜びと、今後の展開への期待を語り合いました。


清澄白河の“いま”をたどる

昼食後は、今回の深川市への訪問に参加した東京・深川のメンバーたちが営む店々をご案内しました。

昨年100周年を迎えた呉服屋の田巻屋さんでは、地元のお祭り用品や着物を扱っていて、市長には、アイヌ文様と着物文化の融合をテーマにした着物を羽織っていただき、店頭で記念撮影。とてもよくお似合いです

その後は、理化学用品とインテリアを掛け合わせた理系雑貨が人気の「リカシツ」、江戸切子の伝統を現代に伝える「GLASS-LAB」、東京深川発のクラフトジンを製造する「深川蒸留所」と訪問を続け、最後は私たち「リフォーム不動産深川studio」にもお立ち寄りいただきました。

地域密着の情報発信を行う「深川くらし相談所」としての取り組みにも耳を傾けてくださり、うれしい交流の時間となりました。


まちに息づく、信仰と文化

街歩きの締めくくりには、門前仲町へ移動し、富岡八幡宮と深川不動尊をご案内しました。多くの参拝客が訪れる境内を歩きながら、東京・深川に根づく信仰や祭り文化に触れていただけたように思います。

その後、田中市長は江東区役所にて大久保区長とご面会。SNS上でも「さらに親交を深めていきたい」と発信され、今後の広がりへの期待が高まります。

※大久保区長、田中市長のSNSより


民間から広がる“ふたつの深川”の未来

行政同士の連携には時間を要する場面もありますが、こうして民間同士が自然な形でつながり合い、リスペクトを持って交流する中で、新たな可能性が着実に育まれていると感じます。

さっそく、深川蒸留所では、「深川市産のボタニカルを使ったクラフトジンを作りたい!」とか、飲食店「NICO to go」では、「深川市のお米とジビエ肉を使ったカレーを提供したい!」など、今すぐにでも始められそうなアイデアが、自然と生まれてくるのです。

そして、私たちも清澄白河のリトルトーキョーで月1回開催している「BAR深川くらし」において、ふかがわシードルやW深川のコラボメニューを提供しています。

東京と地方、それぞれの強みを活かしながら、一歩ずつ、できることから。そんな姿勢こそが、これからの交流のかたちなのかもしれません。


🔗今回訪れた施設・企業一覧(敬称略)

※訪問先をクリックしてみてね!


深川市発、まちの未来をつくる音楽フェス。「農道音楽祭-nouon-」

今回の交流を支えてくれた深川市の若い世代を中心として、今、新たな挑戦が始まっています!

2025年10月4日、深川市初となる大型音楽フェス「農道音楽祭-nouon-」が開催予定です。

農道音楽祭 -nouon- 公式サイト

「自分たちのまちは、自分たちで面白くする」。そんな熱い思いを胸に、地元の若者たちが立ち上がり、音楽を通じて深川の食の魅力を全国に届けようと準備を進めています。

この真剣なチャレンジを、東京からも心から応援したいと思います。


次回予告:最終章へ──ふたつの“深川”が見せる未来

次回Vol.5では、東京・深川と北海道・深川市、それぞれのまちが育んできた文化や価値観、そして“深川”という名前がつなぐ未来への可能性について、改めて深く考えていきます。

このシリーズの締めくくりとして、これからの交流のかたちを見つめていきます。

🔗【Vol.5(最終章)】深川の地名がつないだ、人とまちのあたたかい絆


文・構成:柴田 光治(株式会社トラストリー/リフォーム不動産深川studio)
東京・江東区深川で「リフォーム不動産深川studio」と地域メディア「深川くらし」を運営。不動産の枠を超えて、地域の人やまちの魅力と向き合いながら、“豊かな暮らし”とは何かを日々考えている。今回の“ふたつの深川”のご縁も、大切なきっかけのひとつ。これからも、まちに寄り添い、人に寄り添う発信を続けていきたい。

📱 「深川くらし」はSNSでも情報を発信中!

東京・深川の暮らしや住まい、そして今回の北海道・深川市との交流の様子も、 日々InstagramやX(旧Twitter)、Facebook、YouTubeで発信しています。

ぜひフォローして、ふたつの「深川」の今とこれからを、一緒に見届けていただけたら嬉しいです。

 

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