「家を買った方が得って、よく聞くけど……」
「でも本当に、今買って大丈夫なのかな?」
こんなふうに迷っている方へ。
SNSやYouTubeを見れば、「家は資産になる」「家賃はもったいない」といった発信があふれています。
実際、ここ10年ほどは、都心近くのマンション価格が右肩上がりを続けてきました。
でも私は思うのです。
このままの勢いで、ずっと安心して買っていい時代なのか?と。
「不動産は上がるもの」…だけじゃない
私がゼネコンから不動産業界に入ったのは、今から38年前。
それ以来、バブル崩壊、リーマンショック、震災、コロナ…
数えきれないほどの“波”を見てきました。
今の若い世代が「価格が下がる不動産」を体験していないのは、ある意味で当然です。
でも、実は過去には、“買ったのに大損した人”もたくさんいたのです。
【実例】湾岸タワマンで実際に起きたこと
2000年代、東京湾岸エリアではタワーマンションの建設ラッシュがありました。
「未来の東京を象徴する街」として、多くの人が憧れを抱きました。
けれど2008年、リーマンショックをきっかけに状況は一変します。
たとえば、あるマンションでは、
5,500万円で購入された部屋が、わずか数年で3,800万円に。
1,500万円以上の下落です。
そんな値下がりが現実に起きていたのです。
「でも今はまた上がってるよね?」という声も
はい、事実です。
湾岸エリアもその後大きく回復し、今や新築時の価格を超えている物件もたくさんあります。
でも、だからこそ大切なのは…
「結局は上がるから安心」ではなく、
“どのタイミングで・どんな物件を選ぶか”が結果を大きく左右するということ。
不動産はいつも“成功する投資”ではありません。
特に、買ったあとの数年間で売らなければならない状況になったとき、
損をする可能性だってあるのです。
いまは「誰でも買える時代」
ローンの制度や低金利、各種の支援策もあり、
今は「買いやすい時代」かもしれません。
でも、誰もが「買うべき」なわけではありません。
ライフプラン、収支、将来の見通しによって、そのタイミングは人それぞれ。
この点については、改めて第3話で詳しくご紹介します。
「買っていい人」「まだやめた方がいい人」、そして「リスクを避けたい人が取れる選択肢」など、
より具体的にお伝えしていきます。
大切なのは、「流されず、自分で選ぶ」こと
いまの時代は、情報が多すぎて、かえって迷いやすくなっています。
「みんな買ってるから」
「YouTubeで得って言ってたから」
「将来上がるって言われたから」
そんな“誰かの言葉”に振り回されるのではなく、
自分自身の暮らしと向き合って、「選ぶ」姿勢を持つこと。
それが、不動産を“安心できる資産”に変える一番の方法です。
次回予告
次回は、最近人気の「リノベ済み中古マンション」について。
見た目がきれいなだけに、実は見落としがちなリスクについてお話します。
🔗【第2話】リノベ済み物件って本当にお得? ── 見た目に惑わされない“中古マンションの見極め方”
ご相談はこちらから
◎ 「買っていいか、プロの目線で聞いてみたい」方へ
→ [無料相談はこちら]
著者:柴田 光治(株式会社トラストリー代表)
不動産・建築業界歴40年。大手上場不動産会社で営業統括役員を経て独立。
現在は、東東京エリアを中心に、中古マンション購入+リノベーションのワンストップサービスを展開。
「見た目のおしゃれさより、“住み続けられる安心”と“将来の資産価値”を考える家選び」をモットーに、誠実な提案と情報発信を行っている。
コメント