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コラム

江戸長屋に学ぶ、“ちょうどいい”暮らしのその先へ。下町に住んで気づいた、“本当に大切なこと”

現代都市で実践する、長屋的ライフスタイル

「隣の晩ごはん」が気になったら、声をかけておすそわけ。井戸やお風呂はみんなで使い、子どもの面倒も自然と誰かが見てくれる——。

そんな江戸の長屋暮らしを振り返った6年前のコラムでは、「人とちょうどよくつながる」という、現代人が忘れかけている暮らしの知恵を現代の深川の視点でご紹介しました。
▶ 記事はこちら:江戸の長屋暮らしに学ぶ、深川の「まち」に暮らすということ

今回は、その長屋的な知恵を、現代都市でどのように活かしていけるのか。 “ちょうどよさ”という言葉を手がかりに、これからの住まいと暮らし方を、もう一度ゆっくりと見つめ直してみたいと思います。

深川江戸資料館内 photo by fukaphoto 


1. 「足るを知る」から「暮らしを選ぶ」へ

🏡 無理して“理想”を追いかける時代から、“現実に根ざした心地よさ”へ。

ここ数年、不動産価格は右肩上がり。新築も広さもどんどん遠く感じられる中で、「本当に自分に必要な暮らしとは?」という問いを持つ方が増えています。

駅近や都心にこだわらず、落ち着いた街に目を向けてみる。 広さよりも、光や風が通る間取りの工夫に目を向ける。 見栄やステータスよりも、日々の安心や心地よさを大切にする。

そんな視点の転換が、暮らしを変えていくのかもしれません。

江戸の長屋も、贅沢とは無縁でした。でもそこには、工夫と人との関わりから生まれる、静かな豊かさがありました。

「これでいい」と思える気持ち。それが、今あらためて見直されている“ちょうどいい暮らし”の本質ではないでしょうか。

 


2. “ひとり快適”と“誰かとつながる”のちょうどいい間合い

🤝 孤独でも群れでもない、“心地よいつながり”がある暮らし。

便利さや快適さを求めすぎて、私たちは「誰とも関わらずに済む」暮らしに慣れてしまったのかもしれません。

けれど、いざというときに本当に頼れるのは、すぐ近くにいる誰か——。

江戸の長屋では、おかずのおすそわけが自然に行き交い、井戸やトイレを共有する中で信頼が育まれ、子どもは近所みんなの目で見守られていました。

そんな関係性が、現代でもあったらいいと思いませんか?

たとえば、朝の挨拶やちょっとした立ち話。町内会の催しでの顔合わせ。何かあったときの「大丈夫?」のひと声。

深川や下町エリアでは、今もそうした“横のつながり”が息づいています。防災面でも安心できるそのつながりは、心の豊かさにもつながっています。


3. 江戸の知恵を現代に活かす、“したまちリノベ”という選択

🔧 おしゃれだけじゃない、“暮らしやすさと資産価値”を両立する住まいづくり。

下町らしいリノベ を提案するリフォーム不動産では、長屋に学んだ“人との間合い”や“無理のない暮らし”の考え方を、現代の都市生活に合う形で提案しています。

江東区・墨田区・中央区・台東区など、下町エリアの中古マンションを中心に、築年数が経過していても管理状態や立地を丁寧に見極めて、“その人に合った暮らし方”をご提案。

過度な装飾ではなく、使いやすさや居心地を大切にしたリノベーションを通して、「らしさのある暮らし」をカタチにしていきます。

🛠 たとえば、墨田区の駅徒歩9分・築38年のマンションをリノベし、2LDKを1LDK+ワークスペースへ。北側でも自然光を取り込む設計や、空間に調和する家具と照明を選ぶことで、コンパクトでも心地よく、働きやすい空間に仕上がりました。

「どんな家に住むか」ではなく、「その家でどう暮らしたいか」。

下町の風土とともに、自分に合った“ちょうどよさ”を見つけていく。そんな住まい方が、今の時代にはぴったりだと私たちは思っています。

 photo:Hiroki Kawata


まとめ:都市にこそ、“長屋的暮らし”を。

🌱 住まい選びは、“情報”ではなく、“共感”から始まる。

こんな風に、暮らしの中に“人とのつながり”や“無理のない心地よさ”を取り戻そうとする会社は、実はあまり多くはありません。だからこそ、私たちはこの考え方を大切にしながら、誠実に提案を続けています。

『深川くらし』では、物件の紹介にとどまらず、暮らしに寄り添うコラムやリノベの実例、地域とのつながりが感じられるストーリーなどを通じて、「その人らしい暮らし」のヒントをお届けしています。

たとえば…
▶ 【体験談あり】深川エリアでマンション購入を考えたら見るべき「深川くらし」の魅力とは
▶ 資産価値を守るリノベーションとは?― “買って終わり”にしない、中古マンションの育て方 ―

このコラムが、「もっと自分に合った暮らし方を見つけたい」と感じているあなたの背中を、そっと押す存在になれたら嬉しいです。

✨ すべてを手に入れなくてもいい。 でも、心地よくて、無理がなくて、誰かとつながれる暮らしがいい。

そんな“ちょうどいい暮らし”、私たちと一緒に探してみませんか?

ご相談はこちらから

【著者プロフィール】柴田 光治(しばた こうじ)
株式会社トラストリー 代表取締役  リフォーム不動産深川studio|深川くらし相談所 代表
不動産業界歴38年。大手不動産会社の役員として主に売買事業を統括し、主に不動産流通に関わる。その後複数の会社役員を経て株式会社トラストリーを立ち上げ、地元密着型の不動産会社としてお客様に寄り添ったわかりやすい提案を身上とする。

 

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