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コラム

若いから勧められる50年ローン。月々が下がる”魅力”と、見落とされがちな”落とし穴”

「教えて吉野さん」は、ファイナンシャルプランナー吉野さんと一緒に、住宅ローンや住まい選びで後悔しやすいポイントを整理していく、深川くらしのYouTubeチャンネルのシリーズです。


「月々の支払いを抑えられますよ」
「若いから、50年ローンも組めます」

住宅購入を具体的に考え始めると、こんな言葉を耳にすることが増えてきます。

確かに、超長期ローンを使えば、月々の返済額はぐっと下がります。
これまで「手が届かない」と感じていた家が、急に現実的に見えてくる。

だからこそ、多くの人がここで迷います。

「この選択、本当に大丈夫だろうか?」


月々12万円が8万円に。その”4万円”は、本当の余裕なのか?

具体例で見てみましょう。

4,000万円を借りる場合(金利1.0%)

  • 35年ローン:月々11.3万円
  • 50年ローン:月々8.4万円
  • 差額:約2.9万円

月々3万円近く安くなる。これは確かに魅力的です。

でも、ちょっと待ってください。

総返済額で見ると:

  • 35年ローン:総返済額 約4,740万円
  • 50年ローン:総返済額 約5,040万円
  • 差額:約300万円多く払う

月々は楽になるけれど、最終的には300万円多く払う。

これは「お得」なのか、それとも「将来へのツケ」なのか?


超長期ローンは「悪」なのか?

最初に、はっきりさせておきたいことがあります。

50年ローン=悪、というわけではありません。

大切なのは、「使うか・使わないか」ではなく、「どんな目的で使うか」です。

✅ 超長期ローンが「道具」になるケース

ケース1:手元資金を確保するため

  • 病気・失業などの緊急時に備える
  • 教育費・老後資金を優先的に貯める
  • 月々を抑えて、余裕資金で繰り上げ返済を計画

ケース2:投資・運用と並行するため

  • 月々の負担を抑えて、投資に回す
  • 資産運用のリターンがローン金利を上回る見込み
  • 戦略的に長期ローンを選択

ケース3:ライフプランの変化に備えるため

  • 転職・独立を視野に入れている
  • 一時的に収入が下がる可能性がある
  • 将来の状況次第で繰り上げ返済を検討

❌ 超長期ローンが「落とし穴」になるケース

ケース1:「今の家賃と同じだから」で選ぶ

  • 月々の数字だけで判断
  • 総返済額の増加を考慮していない
  • 将来の調整可能性を考えていない

ケース2:本来は予算オーバーを正当化するため

  • 「50年なら買える」という理由だけで購入
  • 実は背伸びしている自覚がない
  • 選択肢がなくなっている

ケース3:「勧められたから」で決める

  • なぜ長期ローンなのか、自分で説明できない
  • メリット・デメリットを理解していない
  • 自分の判断軸がない

余裕をつくるための選択なのか、それとも本来は背伸びになる判断を正当化するための選択なのか。

この違いは、あとからじわじわ効いてきます。


月々の数字だけで判断すると、見えなくなるもの

超長期ローンが魅力的に見える理由は、とてもシンプルです。

「月々の返済額が下がる」

ただ、この「月々」という視点だけで考えてしまうと、見えなくなるものがあります。

見落とされがちな3つのポイント

❶ 総返済額はどうなるのか

  • 300万円、500万円という単位で増える
  • その分、他の人生の選択肢が狭まる
  • 「月々は楽だけど、総額は苦しい」という矛盾

❷ 将来、働き方が変わったらどうか

  • 転職・独立で収入が変わる可能性
  • 配偶者の働き方が変わる可能性
  • 50年間、同じ収入が続く保証はない

❸ 途中で住み替える可能性はあるか

  • 15年後に住み替えたいと思ったら?
  • ローン残債が物件価格を上回る「オーバーローン」リスク
  • 売るに売れない、借り換えもできない状況に

住宅ローンは、今の生活だけでなく、これからの人生とセットで考える必要があります。


若いからこそ、考えておきたいこと

「若いから長く借りられる」――これは事実です。

でも同時に、若いからこそ、人生の変化も多い。

20代・30代に訪れる「変化」

  • 転職・キャリアチェンジ
  • 独立・起業
  • 結婚・出産・子育て
  • 親の介護
  • 住む場所を変える可能性(転勤・Uターン)

50年という時間は、“何も変わらない前提”で考えられる長さではありません。

だからこそ、途中で選択肢を失わないかという視点が、とても重要になります。


吉野さんが伝えている、本当の判断軸

動画の中で一貫して語られているのは、「超長期ローンは、条件付きで使える選択肢」という考え方です。

吉野さんが推奨する使い方

✅ 余裕をつくるために使う
✅ 手元資金を残すために使う
✅ 将来、調整できる前提で使う

こうした意図がはっきりしていれば、超長期ローンは”リスク”ではなく”道具”になります。

一方で、

❌ 「今の家賃と同じだから」
❌ 「勧められたから」
❌ 「月々が楽だから」

という理由だけで選んでしまうと、あとから調整がきかなくなることもあります。


動画で、考え方の温度感まで知りたい方へ

ここまで読んで、「理屈は分かったけれど、まだ少し不安が残る」

そう感じている方は、ぜひ動画もあわせてご覧ください。

吉野さんの語り口から、“使っていいケース”と”慎重になったほうがいいケース”の違いが、よりリアルに伝わってくるはずです。

📺 【若い方こそ見てほしい】超長期ローンのデメリットと対策をFPが徹底解説|教えて吉野さん vol.2

▶ 今すぐ動画を見る: https://www.youtube.com/watch?v=Y0MefM5e9E8


この動画で分かること

❶ 超長期ローンの”隠れたコスト”

月々の差額と、総返済額の差を具体的な数字で解説。

❷ 使っていいケース vs 慎重になるべきケース

あなたの状況に当てはめて考えられる判断基準。

❸ 途中で住み替える場合のリスク

オーバーローンの恐怖と、その回避方法。

❹ 繰り上げ返済を前提にした戦略的な使い方

超長期ローンを「道具」として使いこなす方法。


深川くらしからのメッセージ

家は、「買えたら終わり」ではありません。

そのあと何十年も、暮らしが続いていく場所です。

だからこそ、月々の数字だけで決めてしまう前に、一度、立ち止まって考えてほしい。

それが、後悔しにくい選択につながると、私たちは考えています。


「教えて吉野さん」シリーズを最初から見る

超長期ローンについて理解を深めたら、vol.1に戻って基礎から整理するのもおすすめです。

📺 vol.1 前編: 知らないと損する住宅ローン。金利の前に、まず考えてほしい”順番”

📺 vol.1 後編: なぜ予算は上がるのか?キャッシュフローと借入年数で”買える家”が変わる理由

住宅ローンは、一度で理解できるものではありません。

「教えて吉野さん」のシリーズでは、これからも住宅ローンや住まい選びについて、判断に迷いやすいポイントを一つずつ整理していく予定です。


売り込みではない、相談のかたち

深川くらしでは、「買う前提」の相談はしていません。

  • まだ迷っている
  • 考えを整理したい
  • 今すぐではない

そんな段階でも、大丈夫です。

必要なときに、必要な分だけ。
それが、私たちの考える相談のかたちです。

📞 お電話: 03-5875-8997
💻 Webから: お問い合わせフォーム


まずは動画を見てみてください。
超長期ローンとの向き合い方が、きっと変わるはずです。

📺 動画はこちら: https://www.youtube.com/watch?v=Y0MefM5e9E8

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