目次
はじめに
深川エリアの不動産に関わる地域情報メディア「深川くらし」として、深川エリアで新たに供給される新築分譲マンションに関して、「深川くらし」目線でのレビューを伝えたり、紹介をしていきたく、本コラムを執筆させて頂きます!
かくいう筆者、もともと大手マンションデベロッパーに勤めていた経験もあり、毎週のSUUMO新築マンションズを読むのが習慣となっておりますので、地元に住んでいる不動産に詳しい、いちエンドユーザー目線で、有益な情報をお伝えできればと思います!
ちなみに、以前深川くらしでは「新築vs中古」をテーマに弊社代表の柴田がコラムを書いていますので、ご興味ある方は↓こちら↓からどうぞ!
マンション購入を検討している方の中には、新築・中古のどちらを購入すべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。 昨今の都心の新築マンション価格は高騰・高止まりが続いていることに加えて、物件数も減少傾向にあり、選択の幅が小さい状況となっています。 そのため、価格面での優位性、選択の幅の大...
【1】物件概要
所在地 | 東京都江東区東陽5丁目5番57、58、59 |
交通 | 東京メトロ東西線「東陽町」駅徒歩6分 |
総戸数 | 97戸 |
敷地面積 | 1,554.36㎡ |
建築面積 | 783.24㎡ |
延床面積 | 5,537.82㎡ |
竣工時期 | 2025年3月上旬竣工予定 |
入居時期 | 2025年4月上旬入居予定 |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造地上11階 |
分譲後の権利形態 | 敷地は共有、建物は区分所有 |
用途地域 | 準工業地域 |
土地権利/借地権種類 | 所有権 |
駐車場 | 総戸数97戸に対して敷地内平面5台 |
駐輪場 | 総戸数97戸に対して126台 |
バイク置場 | 総戸数97戸に対して10台 |
トランクルーム | なし |
管理形態 | 管理組合結成後管理会社へ委託 |
管理員の勤務形態 | 通勤 |
施工会社 | 株式会社長谷工コーポレーション |
管理会社 | 三井不動産レジデンシャルサービス株式会社 |
売主 | 三井不動産レジデンシャル株式会社 |
【2】現地周辺案内
今回の建設地は、東京メトロ東西線「東陽町」駅から生活利便の整う永代通りより北側へ徒歩6分(約420m)の好立地ですね。
都立深川高校を超えて、元々は木材産業建設保険組合があった土地に建設されます。
東陽町徒歩10分圏内では、「ザ・パークハウス東陽町翠賓閣」の分譲以来5年ぶりの分譲。。かなり久しぶりです。
新築マンションを「東陽町」駅近辺で探されていたお客様からすると、待ってましたという立地じゃないでしょうか?
ざっと周りを見てみると、「東陽町」駅徒歩5分にも関わらず、木場公園も近い。。
その他豊住公園や横十間川親水公園、東陽五丁目公園なども近いため、子育て世代にとって休みの日のレジャーには困らない立地と言えます。
(テニスなどが趣味の方は場所には困らない立地ですね!)
その他、区立東陽小学校へのアクセスも交差点や横断歩道もないため親としては安心ですね!
ただ、現地では都立深川高校のグラウンドが近いため、平日の日中は少し賑やかかも知れません。。
江東区役所側に歩いていくと、西友や人気のイキイキ生鮮市場などもすぐ利用できます。
東京イースト21に入っているサミットストアも忘れてはいけませんね。
もちろん「東陽町」は働く人も多い駅なので、ドラッグストア、書店、カフェ、郵便局、など利便性は十二分です。
現地周辺を見に行かれる方がいらっしゃれば、「モンシェール東陽町工場」で直売のデニッシュパンが人気ですので、よければ行ってみて下さい。
東陽5丁目アドレス、侮れません。。
↓下記にて、東陽町エリアの街の情報をまとめていますので、ぜひご参照ください↓
実際の現地周辺に行ってきました。
2023年4月20日、現地周辺に取材に行ってきました!
周辺環境や隣地との距離など紹介していきます。
↑左の写真は現地南側から、右の写真は現地東側から、建設地を見ています。(午後1時過ぎ)
当日は晴天という事もあってか、日当たりの良さが感じられます。(1階住戸でも明るそう。。)
↑左の写真は南側道路を東向きに見ています。秀和東陽町レジデンスが見えますね!こちらは東陽町に4つある秀和レジデンスのうちの一つです。
右の写真は南側道路を反対に西向きに見ています。西側には栄信東陽ハイツがべったりと建っているため、低層階の採光は望めなさそう!?
↑左の写真は東側道路を南向きに見ています。左手に見えるのが先程も見えた秀和東陽町レジデンスです。
右の写真は東側道路を反対に北向きに見ています。先には東京イースト21が見えますね。
Google Earthで建設地を南側から見てみました。
今回の建物は鉄筋コンクリート造地上11階建て97戸の規模となりますが、隣の秀和東陽町レジデンス地上8階建ての151戸のマンションなので、少し背が高い印象でしょうか。
南側には小規模なビルや一戸建てが立ち並ぶので、目立つ建物になるのは間違いなさそう。。
南東側から建設地を眺めた様子です。
3階建て~5階建て程度の建物が南側に密集しているため、6階以上の階数となってくるとスッと眺望が抜けてきそうです!
もちろん、それ以下でも日当たりはしっかりと担保されそうな南側接道なので、階数によって価格差をつけてくるのではないでしょうか?
2023年5月中旬、外観パースが公開されましたので追記します。
周辺エリアの中では比較的背の高い建物になることから、どういったデザインになるか注目していましたが、最近の新築分譲マンションでもよく採用されるバルコニーのガラス手摺を3つの階層で使い分ける爽やかなデザインの建物だなーと感じました!
マリオン(バルコニー間を縦に伸びる飾り柱のこと)も上層階に向かって精細なものが採用されスッキリした印象でカッコいいです。
戸境がしっかりと隔てられた印象となるので、プライバシー感が高まって良いですよね!
北側にも1LDKを中心とした棟があるとの事ですので、反対側の意匠も楽しみです◎
【3】設備仕様
次に、設備仕様についてですが、一般的な新築分譲マンション相当のグレード感はあるものになっています。
規模感的にディスポーザーがないことは仕方のないことだとは思いつつ、3LDKは億ションとなりつつある以上は少し残念です。
床暖房、食洗機、トイレ手洗いカウンター(共に30㎡台除く)は備わってはいます。
エコガラスも採用されていて、内廊下なのは共用部分にグレード感があって良いですね。
5月中旬に共用部分のパースが掲載されましたので追記します。
共用エントランスは東陽町~木場エリアに建築される土地柄を生かした木目と水運をイメージしたデザインが素敵ですね。
曲線を多用し、床面は川底を模した「研ぎ出し調のタイル」を採用したとの事で、実際の完成が楽しみですね。
各住戸へと続く廊下が内廊下なのは、深川エリアでは珍しい。。他に内廊下のマンションはなかったのではないでしょうか?(タワーマンションを除く)
【4】まとめ
《#1パークホームズ東陽町》ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
かくゆう筆者も木場公園近くで暮らしている身なので、今回の建設地が白塀で囲われたときから注目しておりました今回のプロジェクト。
大手デベロッパーの三井不動産による「パークホームズ東陽町」というネーミングには驚きました!!
というのも、既に東陽町には「パークホームズ」シリーズとして、「パークホームズ東陽町四季の庭」「パークホームズ東陽町キャナルアリーナ」が分譲されているんです。
そんな中で今になってセカンドネームのない「パークホームズ東陽町」を分譲するというのも、三井不動産の本気を感じるプロジェクトになるのではと期待してしまいます。
実は既に5月6日~7日よりオンラインプロジェクト発表会を開催しているという事もあり、平均坪単価470万を超えるという話が聞こえてきており、このコロナ禍明けの新価格となっている点が話題になっております。ちなみに昨年までは「ヴェレーナグラン門前仲町」「MJR深川住吉」「猿江恩賜公園レジデンス(ぎりぎり深川エリアではない)」などと深川エリアでは新築マンションの供給がありましたが、どれも竣工前完売となり、すぐに売れてしまっております。それだけ深川エリアの人気が伺い知れますね。今後も江東区では豊洲や有明などの湾岸エリアに限らず、新築分譲マンションの供給が行われていく予定がありますが、今回の物件はその未来を占う物件ではないかと思っており、今後も注目していきたいと思いますので、またの新着情報をお待ち頂ければと幸いです。
2023年7月、HP上でも、販売価格が間取り別に公開されはじめました!
1LDK(33.33㎡):3,800万円台~
2LDK(53.75㎡):6,500万円台~
3LDK(71.88㎡):8,700万円台~
上層階角部屋では1億円をゆうに超えるという話でしたが、お部屋によっては現実的なお部屋も中にはありそうです!
近隣中古マンションはその6割くらいの価格から売出事例があるため、それでも安くはないものですが、しっかりと吟味して検討したいものですね。
《編集履歴》
2023年5月11日 新規公開
2023年5月20日 物件デザインなどの更新
2023年7月15日 価格更新
<当社セミナーのご紹介>
【著者プロフィール】
谷口正悟
株式会社トラストリー
リフォーム不動産深川studio|深川くらし相談所 マネージャー
宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー(HLA)
新卒で大手マンションデベロッパーである大京に入社。東京、横浜、大阪、京都、兵庫の新築マンション分譲に携わった後、不動産売買仲介へと転身し、株式会社ツクルバでcowcamoの営業統括マネージャーとして都心中古リノベマンションに関わる。その後、地元密着型の不動産コンサルをてがける柴田と出会い、マネージャーとして参画。自身でも3度の中古マンション購入と10度の引っ越しを経験したことから、お客様への分かりやすく丁寧な提案を得意とする。