社会人と地域人のためのローカル・スクーリング「テラコヤ」
─ NAGAYA清澄白河で学ぶ、エネルギーと地域の未来 ─
私たちが暮らす都市は、エネルギーという大きなテーマに対して、どこまで自分ごととして向き合えているでしょうか?
災害、気候変動、経済の変化──これからの暮らしに関わる“エネルギー”を、もっと身近に、もっと自分の言葉で考えるための連続講座「テラコヤ」がはじまります。
講座テーマ
地域電力学習塾「明日は まだまだ こっちだ!」
── エレキテルの地・深川から、エネルギーの未来を考える
エネルギーは、どこか遠くの“誰か”に任せてきた。
だけど今、自分たちの暮らすまちや未来を守るために必要なのは、「自分たちで考え、選び、動く力」です。
講座の舞台は、江戸時代に平賀源内がエレキテルを復元した地・深川。
水辺と文化に恵まれ、人と人とのつながりが残るこの場所から、エネルギーの民主化と地域の可能性について考えてみませんか?
全3回 講座内容
【第1回】5月13日(火) 19:00〜20:30
「エネルギーの民主化は下町から生まれる?」
講師:いとうせいこう × 平井有太
地元在住のアーティスト・いとうせいこう氏と、Nippon AWAKES発起人・平井有太氏が語る“市民とエネルギー”。自律分散型電源の基礎知識と、地域に根ざした実践例を紹介。
大河ドラマ「べらぼう」にも登場した平賀源内が江戶の下町でエレキテル(静電気発生機)を復元したことは周知のこと。 自律分散型電源の実践。私たち市⺠が本当の意味における”誇り”を取り戻すための日常とは。 地元在住のアーティスト、いとうせいこう×平井有太による地域電力の源流と基礎知識を学ぶ講義。
【第2回】5月27日(火) 19:00〜20:30
「電力はDIYできる?」
講師:梶山喜規/前川久美 × 平井有太
震災直後、電力業界の中枢にいた梶山氏と、家庭で蓄電池を手づくりした主婦・前川氏。まったく異なる立場から見えてきた「つくる電力」のリアル。
3.11直後、TEPCO中枢で震災後の日本の電力業界の絵姿をつくることに奔走した、梶山喜規さん。 DIYで蓄電池をつくってしまった主婦、前川久美さん。電力エネルギー生産におけるプロフェッショナルの現場と主婦の日常、 対極の両端の立ち位置から見えてくる視点、これからの地域電力の可能性を学ぶ講義。
【第3回】6月14日(土) 17:00〜18:30
「エネルギーの未来は地域発電にあり?」+交流会あり(終了後)
講師:佐藤彌右衛門 × 平井有太
江戸時代創業の酒蔵を営みながら、震災を機に発電事業へと挑んだ佐藤氏。エネルギーと地域、継承と未来について深く語ります。
福島県は会津喜多方、寛政二年(1790)創業の大和川酒造店率いる佐藤彌右衛門さん。エネルギーとは関係のない立場から、3.11の東日本大震災を受け、自ら発電事業をはじめるに至った軌跡と苦労、手応え。
*後半はグループトーク、「妄想的/現実的実践」を各グループから発表。
開催概要
- 日程:
第1回 5月13日(火) 19:00〜20:30
第2回 5月27日(火) 19:00〜20:30
第3回 6月14日(土) 17:00〜18:30
※講座最終日は終了後に振り返り交流会開催予定 -
会場: NAGAYA清澄白河 https://nagayaoffice.com/kiyosumi-shirakawa/
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受講料: 30,000円(税別)※全3回通し。フィールドワーク交通費や交流会の飲食代は別途
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定員: 先着順(定員に達し次第締切)
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参加条件: 全3回参加が必須です。1回のみ、途中からの参加はご遠慮ください。
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申込締切: 2025年5月11日(日)
お申し込みはこちら
※お申し込み後、事務局より確認メールをお送りします。参加費のお支払いなど詳細はそちらでご案内します。
講師プロフィール
平井有太(ひらい・ゆうた)
アーティスト/ライター/「Nippon AWAKES」発起人。
1975年東京生、School of Visual Arts卒。1996〜2001年NY在住、2012〜15年福島市在住。
福島では福島大学の客員研究員として農の復興事業をJA新ふくしま(当時)、福島県生協連と協同し、 福島市内全農地の含有放射性物質を測定。根幹にあるエネルギー問題と地球環境の持続可能性について、表現をはじめる。
個展「BIOCRACY」(高円寺 Garter、2016) グループ展「BIOCRACY」(はじまりの美術館、2018)、「AWAKES」(アーツ千代田3331、2022) 単著『福島』、『BIOCRACY』(共にSEEDS出版/2015、2016)、『虚人と巨人』(辰⺒出版、2016)。
企画/編集『東京In The Flesh』(高木完著/イーストプレス、2022)、 『明日はこっちだ』(いとうせいこう編著/東京キララ社、2023)、『冥界へのメッセージ』(康芳夫著/東京キララ社、2025)
企画・コーディネート
ローカルスクーリング「テラコヤ」
主催・事務局:カツギテ https://www.katsugite.tokyo/
地域で生きること、働くこと、暮らすことをテーマに、知見とつながりをひらく小さな学びの場を展開中。
お問い合わせ
講座やお申し込みに関するご質問は、フォーム内の備考欄または主催事務局「カツギテ」までお気軽にご連絡ください。
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