あなたは「深川」と聞いて、どんな景色を思い浮かべますか?
江戸の風情が残る下町情緒あふれる東京のまち?
それとも、広大な田園風景がどこまでも続く北海道のまち?
私たちは、江東区深川で「リフォーム不動産深川studio」を営み、 「深川くらし」というメディアを通じて、この街の魅力を日々発信しています。
「深川くらし」というメディアを名乗っている以上、もうひとつの“深川”に触れずにいるわけにはいきません(笑)。
そんな軽い興味から始まったこのつながりが、 やがて本物になっていく過程を、これから何回かに分けて丁寧に綴っていきます。
📊 529㎢ vs 40㎢。18,000人 vs 540,000人。
まずは、数字で見てみましょう。北海道・深川市と東京・江東区の基本データを比較してみると、その違いは圧倒的です。
比較項目 | 北海道・深川市 | 東京都・江東区 |
---|---|---|
面積 | 約529㎢ | 約40㎢ |
人口 | 約18,000人(2025年5月) | 約54万人(2025年) |
人口密度 | 約34人/㎢ | 約13,500人/㎢ |
北海道の深川市は、果てしなく広がる田園風景と雄大な自然に囲まれた“米どころ”。
寒暖差の大きい気候を生かした農業や、そば・りんご・畜産業なども盛んで、 石狩川をはじめとした清流も美しい風景の一部です。
一方、東京・深川エリアは、門前仲町や清澄白河、森下など、 再開発と古き良き下町文化が混在するエリア。
人口は右肩上がりに増加し、カフェやギャラリーなど新しいお店が続々と登場するなど、新旧の魅力が共存する街です。

深川市の田園風景
🏙 それぞれの「深川」が持つ魅力
北海道・深川市
- 明治期の開拓から続く農業の歴史
- 豊かな自然と四季の移ろいが日常に溶け込む環境
- 地方都市として移住・定住促進に力を入れている
- フルーツや米作りが盛ん
東京・深川エリア
- 江戸文化を色濃く残しつつ、現代のカルチャーが融合
- 都心へのアクセスの良さと街の温かさが同居
- 再開発によって住環境と資産価値の両立を実現するまち
- お祭りが盛んで伝統工芸や職人技が今も息づいています
気候も、環境も、産業構造も、そして不動産を取り巻く状況も、大きく異なる二つの「深川」。
でも、それぞれの土地で暮らす人々が日々を楽しみ、まちに誇りを持っている点は共通しています。
🤝 ひとつの出会いが、心をつなぐ
2024年夏、その想いは行動へと変わりました。
北海道深川市に興味を抱き、思い切って市役所に直接連絡を取ったところからがスタート。
同じ「深川」同士、距離は遠く離れていても、電話口でお互いにどことなく通じ合う部分を感じます(笑)
その後は、思いもよらないスピード感で交流が始まりました。
- 秋の「江東区民まつり」で深川市のブースを訪問
→ 地元の特産品や取り組みに触れる - 深川市の職員や地域おこし協力隊の方が弊社に立ち寄り情報交換
→ 東京・深川との共通点や違いを語り合う - 清澄白河で合同イベントを開催
→ 深川の街案内を行い、イベント時は双方に関係する方々と交流しました
あっという間に関係性は深まり、まるで昔からの知り合いのように、あたたかなつながりが生まれています。
そして今年の7月には、ついに弊社のスタッフや東京・深川の仲間と共に、初めて北海道深川市を訪れる予定です。実際にその地に立ち、肌で空気を感じ、人々と触れ合うことで、きっと新たな「深川」の姿が見えてくることでしょう。
📚 コラムはさらに続きます。
このコラムでは、これから数回に分けて、 東京・深川と北海道・深川市、それぞれのまちの違いと共通点、 そしてそこに暮らす人々の想いを丁寧にお届けしていきます。
都市と地方。便利さと自然。スピードとゆるやかさ。
異なる価値観を持つふたつの「深川」が交差し、 そこから生まれる学びや気づきが、これからの暮らしのヒントになるかもしれません。
どうぞ、今後の連載にご期待ください。
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東京・深川の人との対談や北海道・深川市の訪問の様子など、街の魅力を動画でもお届け予定です。
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✍️ このコラムの執筆者
柴田 光治(しばた こうじ)
「リフォーム不動産深川studio」代表/株式会社トラストリー 代表取締役
宅地建物取引士・2級FP技能士・公認不動産コンサルティングマスター。
地元・江東区深川を拠点に、「暮らしの豊かさ」と「住まいの資産性」を両立する不動産サービスを提供中。 中古マンション購入+リノベーションを軸に、“過剰でも無難でもない”本当にちょうどいい暮らしのあり方を提案している。現在は、東京・深川と地方とのゆるやかな交流を通じて、「土地に根ざす暮らし」へのまなざしを広げる活動にも取り組んでいる。
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