「買ってよかった」と言えるかどうか──。 それは、物件のスペックでも価格の安さでもなく、
“自分で納得して選んだかどうか” がすべて。
今回は、実際に相談に訪れ、慎重に検討を重ねたうえで住まいを購入した3人の事例をご紹介します。
それぞれ違う状況・違う価値観で「買ってよかった」と思えた背景を見てみると、 「誰かの成功」を真似るのではなく、「自分なりの納得」を見つけるヒントが詰まっています。
ケース①:賃貸の時より広さもアップ。家賃と変わらない返済で、ステップアップした20代女性
◆ こんな人
- 20代後半、正社員で勤務
- 神奈川から江東区の新築賃貸マンション
- 更新を機に住み替えを検討するも家賃も高いことに気づく
◆ 買った理由
- 家賃と変わらない支払いで「自分の空間」が手に入るなら、と決断
- 将来も“貸せる物件”であることを重視
- 新耐震でリノベーションされた間取りもお気に入り
◆ 買ってよかったこと
- 賃貸時の支払いで広さも確保し、充実の設備に
- 40年返済で無理なく返せるローン額に抑えたことで、生活に余裕あり
- 実家に戻る予定はなく、自立できた安心感
ケース②:「実家にあるグランドピアノを弾ける部屋が欲しい」を実現した30代女性
◆ こんな人
- 都心まで勤務で夜は遅いことも
- 将来的に結婚は考えているが、時期は未定
- 賃貸に住み続ける将来像が見えなかった
◆ 買った理由
- 今の収入で無理なく買えて、自分の趣味を満喫できそう
- 不安な点をひとつひとつ整理しながら、一緒に伴走してもらえた
- 戸数も多く管理体制や住民のコミュニティも充実
◆ 買ってよかったこと
- 新駅予定地にも近く将来性もある
- 今は気兼ねなく音楽を楽しんでいる
- ショッピングセンターが近く、休日も充実した生活が遅れている
ケース③:20代に勢いで購入したマンションを買い替え、こだわりのリノベを実現した30代男性
◆ こんな人
- デザイン関係にお勤めの都心勤務の男性
- 20代で不動産屋に勧められるまま、清澄白河のマンションを購入
- リノベーション済でデザインに不満を持っていた
◆ 買い替えた理由
- こだわりのリノベーションが予算内にできることがわかった
- マンションの資産性や管理状況に不安があった
- 購入時より相場が値上がりしているのでステップアップできると思った
◆ 買ってよかったこと
- 地元の建築家のデザインでお気に入りの空間を手に入れた
- 以前より勤務先まで少し遠くなったが、その他の満足度が大きい
- 管理状況が良く、日々住み替えて良かったと実感している
成功の共通点は「焦らず、誰かに流されなかったこと」
3人のケースを見てわかるのは、
“誰かの成功例”を鵜呑みにせず、自分のペースで判断していたこと。
そしてその過程には、
- 情報の整理
- 将来像のイメージ
- 相談できる相手選び があったことも共通しています。
“成功した家選び”とは、決して「うまく買えた物件」だけを意味するものではありません。
「納得して決められた」ことが、最大の成功体験になるのです。
次回予告
次回は、🔗【最終第8話】“買わない自由”もある時代──「それでも買う」を選ぶために
買わない選択肢だってある中で、納得して「買う」を選ぶためには何が大事かをお伝えします。
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著者プロフィール
柴田 光治
株式会社トラストリー代表。https://trustory.jp/
不動産・建築業界歴40年。
“損得”ではなく“納得”で家を選ぶ視点を伝えることを使命に、 中古+リノベのリアルな価値を発信している。
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