初めての中古マンション購入シリーズとして、第一話から第三話までで中古マンション購入の注意点・流れについて解説しました。
自身のライフスタイルやライフステージに合わせた住まい方として、「リノベーション」を活用したいという方が増加しています。 働き方改革・コロナ禍・不動産価格の高騰、背景にはさまざまな要因が考えられますが、従来の画一的な間取り・設備の住まいではなく、ご自身に合った世界に一つだけの住まい探しというニー...
昨今、自身のライフスタイルやライフステージに合わせた住まい方として、中古マンションにリノベーションを施してお住まいになる方が増加しています。 その一方で、不動産購入もリノベーションも初めてという方にとっては、購入費用と施工費用の両面を考えなければならず、購入までの道のりは単独の不動産購入よりも...
「初めての中古マンション購入・リノベを失敗しないためのポイント」シリーズ連載の第三回目は「物件選び」について考えてみましょう。 物件選びのポイントは、立地・設備・間取り・価格・新築/中古・・・などお客様のライフスタイル・ライフステージに沿って住まう人の数だけあるといっても過言ではありません。 ...
ここからは、中古マンション選びのパートナーとなる「不動産会社」の選び方に関する注意点・ポイントについて解説していきます。
皆さんは、日常的にコンビニを利用されていると思いますが、実は不動産会社はコンビニよりも店舗数が多いことをご存知でしょうか?
コンビニよりも数が多い不動産会社ですが、日常的な接点があまり無いため、不動産会社選びの注意点やポイント、活用方法がわからないという方も多いことと思います。
この記事では、中古マンション購入時に不動産会社を選ぶ際の注意点・ポイントについて、ホームページやSNSのチェックポイント、担当者とのコミュニケーションの取り方について解説していきます。
「初めての中古マンション購入・リノベを失敗しないためのポイント」シリーズは一話から順を追ってその流れを解説していますので、ぜひ一話から読み進めていただき、理解を深めていただければと思います。
【1】不動産会社選びのポイント①「情報の質と量」
以下のグラフは不動産情報サイト事業者連絡協議会が行った「不動産情報サイト利用者意識調査」から、売買物件の契約者に「不動産会社に求めること」の結果をグラフにまとめたものです。
引用:不動産情報サイト事業者連絡協議会「不動産情報サイト利用者意識アンケート」
売買物件の購入者が「正確な物件情報の提供」を重視していることは言うまでもありませんが、他にも「物件に対する詳細な説明」「問い合わせに対する迅速な対応」「購入後・入居の後アフターフォロー」「親切・丁寧な対応」などを重視していることが分かる結果となっています。
ここから読み取れることは、不動産会社が提供する物件情報が正確であることはもとより、物件のメリット・デメリットを顧客目線で理解し、分かりやすく説明してくれることを重視していることです。
不動産会社を選ぶ際には、顧客が知りたいことを理解し、自身の足を使って収集した物件内外の情報、知識や経験に基づく生きた情報が得られる不動産会社および担当者かどうかを判断基準にすると良いでしょう。
※不動産情報サイト事業者連絡協議会「不動産情報サイト利用者意識調査」概要
(1)調査方法
不動産情報サイト事業者連絡協議会サイト、会員サイト、不動産情報サイト上で行ったオープン型調査
(2)調査期間
2021 年 3 月 18 日~6 月 16 日の 91 日間
(3)有効回答数
2,608 人(過去 1 年のうちにインターネットでご自身が住む住まいを賃貸または購入するために不動産物件情報を調べた(調べている)方)
【2】不動産会社選びのポイント②「ホームページ・SNS」
不動産会社との最初の接点は、不動産会社のホームページやSNSであることが多いと思います。
不動産会社が提供する情報の質と量を判断するのにあたって、こういった自社メディアを注意深く観察すると、情報提供に対する姿勢が見えてきますので、問い合わせ前の判断基準として確認することをおすすめします。
例えば、スタッフ紹介のページを確認し、営業担当者の仕事の姿勢や取り組みなどについて把握することは一つの方法です。
スタッフがブログやSNSで記事や動画をアップするといった情報発信を行っているケースもありますので、参考にすると良いでしょう。
また、不動産会社の知識量・情報の質を見極める一つの方法として、物件特集・資金計画・地域情報といったコンテンツを確認することもおすすめです。
中古マンション購入者の方であれば、「周辺の商業施設情報」「治安」「教育(学区)」「子育て(行政支援サービス)」などの関心が高いかと思いますので、興味のあるコンテンツから情報収集を行い、情報の充実度を確認してみると良いでしょう。
住み替えを検討しているエリアの保育園にお子さんが入園できるかどうかは、小さいお子さんを持つパパ・ママにとってとても気がかりだと思います。 特に東京23区は全国の中でも保活の激戦区ですので、ランキング上位の住みやすい人気エリアが子育てしやすいエリアとは限りませんので注意が必要です。 また、...
小さいお子さんがいらっしゃる世帯では、前回の記事でご紹介した保活と同じように関心が高いのが、住み替えを検討しているエリアの安心・安全です。 当社商圏の東京都江東区は東京23区の中でも犯罪発生率が比較的低く、その中でも深川エリアは治安面での安心・安全を確保しやすいエリアと言えます。 今回は...
【3】不動産会社とのコミュニケーションのポイント
不動産会社を上手く使い、お客さまが希望される住まい探しをしていただくためには、不動産会社とのコミュニケーションを円滑にすることがとても重要です。
ここで言う「不動産会社を上手く使う」というのは、お客さまの住まいの課題解決につながる的を射た提案を引き出すことを言います。
そのためには、お客さまの住まいの課題・今後のライフプラン・ご家族構成・仕事など、できるだけ多くの情報を不動産会社にインプットする必要があります。
こまめに連絡を取り合うことはもとより、疑問があれば些細なことでも相談するなど、双方向のコミュニケーションを充実させることで、かゆいところに手の届いた提案を引き出せることでしょう。
最近では当社のように担当とのやり取りを、LINEを利用して行う会社も増えてきているようです。
【4】まとめ
ここまで、中古マンション購入時に不動産会社を選ぶ際の注意点・ポイントについて、不動産会社のホームページのチェックポイントや担当者とのコミュニケーションの取り方について解説してきました。
中古マンション購入時の不動産会社選びの注意点・ポイント、不動産会社との付き合い方についてご理解いただけたかと思います。
当社では、お客さまが安心して当社にご相談いただけるよう、ホームページやSNSを通じた情報提供などのコミュニケーションに注力しています。
お客さまが知りたい・分からないと感じる事柄について、お客さまの目線でできるだけ分かりやすくお伝えすることを心がけています。
また、ホームページやSNSでは伝えきれない最新情報や生の声、お客さまの住まいのお悩み相談などは、当社開催のセミナーや相談会でお伺いしています。
当社では、お客様に無理に物件をおすすめすることは一切行っておりませんので、安心してご参加いただくことができます。
続けて、初めての中古マンション購入・リノベを失敗しないためのポイント第五話「不動産会社活用術」を読む
【著者プロフィール】柴田 光治
株式会社トラストリー 代表取締役
リフォーム不動産深川studio|深川くらし相談所 代表
宅地建物取引士、2級FP技能士
不動産業界歴35年。大手不動産会社在籍中に役員として主に売買事業を統括し、主に不動産流通に関わる。その後複数の会社役員を経て株式会社トラストリーを立ち上げ、地元密着型の不動産会社としてお客様に寄り添ったわかりやすい提案を身上とする。
https://note.com/k_shibata